感染症診療の原則

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反町ジャパンが心配だ

2007-11-23 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
昨夜はオリンピック出場がかかったサウジアラビア戦がありました(サッカーの話です)。0-0の引き分けでしたが反町ジャパンは北京オリンピックに行けることになりました♪めでたし。

しかし・・・日本も偽装ニュースが続くので他国のことも大きな声でいえなくなりつつありますが、心配なことがひとつあります。それは中国の感染症の状況です。
特に食べ物です。

昔、2004年のアテネ五輪アジア最終予選のUAEラウンドで、日本代表で集団食中毒事件がありました。「毒盛られた」説もありましたので。
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/japan/news/20060902-OHT1T00021.htm

あげればきりがありませんが、最近めだつのは修学旅行ででかけた高校(最近は公立も海外なんですねえ・・・・はー)が集団感染を起こしていることです。

帰国した生徒をまとめて受診させたい・・などという連絡なども入る時代なんでしょうか。travel medicineの講習会なども今後増えることを期待しましょう。
この手の修学旅行はワクチン接種などどうなっているんだろう?と興味はつきません。

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11月13日中国新聞
東広島市の高校生ら53人が腹痛や下痢 中国に修学旅行 '07/11/13

広島県は十三日、中国へ修学旅行に行っていた県立河内こうち高校(東広島市)の二年の生徒と教職員計五十三人が、嘔吐おうとや腹痛、下痢などの症状を訴えたと発表した。いずれも症状は軽く、県は食中毒か感染症とみて原因を調べている。
県によると、生徒らは五日から十日にかけて症状を訴えた。いずれも五日から八日の間、中国へ修学旅行に行っていた。
ほぼ同時期に中国に行った群馬県や佐賀県の高校の生徒も同様の症状を訴えているといい、関連を調べている。

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同じく11月13日の日刊スポーツで、群馬の県立沼田高校の修学旅行では、発症した生徒7人の便からノロウイルスが検出され、沼田保健福祉事務所は食中毒と感染症の両面で原因を調べている。 修学旅行は2年生と職員の計195人が参加し、6日に出発して10日に帰国、、、というニュースがありました。

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