感染症診療の原則

研修医&指導医、感染症loveコメディカルのための感染症情報交差点
(リンクはご自由にどうぞ)

若手医師セミナー 岸本先生 終了

2011-01-22 | Aoki Office
昨夜は若手医師セミナーでした。

岸本先生には講義の中に症例をたくさんとりいれていただき、初期研修医の皆さんの理解も深まったのではないかとおもいます。
(岸本先生によると、以前講義を聞いた研修医が、病院にもどっておなじような症例を診断し、その報告をメールでくれた、というようなことがあったそうです)

全国100箇所以上にライブ中継されているプログラムです。WEBでの事前登録制ですが、1人でも申し込みがある会場では、ファイザーのMRさんが配置され、中継講義を受けることができます。

お忙しい中ご参加いただいた皆様、夜遅くまで会場設営をしていただいたファイザーの皆さん、ありがとうございました。

次回は今年度最終回、オンコロジーです。
昨年の大山先生の講義をきいて「この領域に進むことに決めた!」という研修医の方に、その後何人も出会いました。

腫瘍内科の専門医のニーズはますます高まりますし、初期の研修で何を学ぶべきか、そしてどのように学習を展開していくべきかということにもつながればとおもっております。

昨夜の1枚。


来年の若手医師セミナーのポスターの下刷りができあがってきていました。
完成したらまたブログでもご案内予定です。
コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 復習 不活化ポリオワクチン... | トップ | 群馬のVRE事例 »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
疼痛時の指示の前に (motoyasu)
2011-01-22 12:53:35
当直明けでも全く眠気の出ない講義でした。関節痛は、どの科へ進んでも、勤務地がどこであろうと経験する症状です。NSAID,湿布でOKとか整形外科へ行ってくださいというだけではなく、内科としてできうる限りの評価を行うことが大切と思います。その評価方法を系統的に、症例を通じてお話しいただき、とても良かったです。年々新しいことが増え、しかも実臨床ですぐに役立てることができるので、とても楽しみです。今回、私の様な研修医より少し上の世代にもぐっときた内容だったと思います。ありがとうございました。
返信する
座長業務を忘れる (青木)
2011-01-22 16:35:56
motoyasu先生:

いつもコメントありがとうございます。
「青木は座長業務を果たしていない・・」とおしかりを受ける事がありますが、寺沢先生や岸本先生は本当に講演慣れして居られリズムと流れのスムースな話しかたをされます。このような場合「黙って聞いている」ほうが話す方も聞く方も楽なのではないか・・と思います。

少し高度で研修医にはHardなので説明を求めようかな・・と思う場面も無くはなかったですが、指導医の存在も会場内外にありコメントや質問を控え目にしました。

ハンドアウトが非常に丁寧なので、難しかった初学者はそれで復習して頂ければ・・と思っています。
返信する
大変勉強になりました。 (三省)
2011-01-24 18:26:40
 高知の会場で拝聴させていただきました。昨年に引き続き、大変勉強になりました。昨年にピロリン酸カルシウム結晶のグラム染色像を見せて頂いて、衝撃を受けました。そのような時に、高齢女性の左肘単関節炎で関節穿刺にて混濁した関節液が採取され、グラム染色で白血球を多数認めるものの細菌菌体は認めず、「方形状結晶は・・・」と思いながら探すと、見事に貪食されている結晶を発見し、偽痛風(Acute CPPと言うんですね。)と診断した症例に出会いました。見事、若手医師セミナーで学んだことが実践できた症例でした。
 ただ、その方の場合、2日前に37度の微熱、咽喉の奥の違和感で採血したらCRP2.4 WBC8200 で、起炎菌の特定は何だかわからないけれど、と思いながら、CVA-AMPCを出してしまっていたのが3日前。青木先生のおっしゃる「熱・白血球・CRPに引っ張られない診療」をしなければならないのに、完全に引っ張られた恥ずかしい治療を始めてしまっていました。せめて抗生物質なしで様子を見ていればよかったのですが、始めてしまったばかりに、後になって出てきた肘の関節炎が、培養を出しても細菌がはえてくるとも思えず、化膿性関節炎の除外を完全には仕切れず、初期治療の‘ひとまず抗生物質’をいけないと自覚しておきながらしてしまった自分を恥じた出来事を、鮮明に思い出しながら拝聴しました。
 抗CCP抗体も初期には出ないなど、非常に示唆に富むお話をたくさん頂き、「あ、あの患者さんはやっぱり・・・」と思い当たることも多々ありながらの、あっという間の2時間30分でした。有難うございました。
返信する
御礼 (青木)
2011-01-25 12:44:04
三省先生:教育的なコメントありがとうございました。
真摯な態度の診療は、時に見られるErrorでさえ教育的ですね。
これからもよろしくお願いします。
返信する
ありがとうございます。 (三省)
2011-01-26 09:37:23
 青木先生、最高の褒め言葉と、現場で地道に診療するものとしましては、最高のヤル気倍増のお言葉を有難うございます。こんな恥ずかしいことを吐露していいのかな、と思いながら書き込んだのですが、嬉しいお言葉を頂きまして、感謝申し上げます。
 また日々の診療を地道に、反省もしながら、この道をがんばって行きます!
返信する

Aoki Office」カテゴリの最新記事