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感染症診療の原則

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Conversation of the year と言いたい

2016-04-10 | 青木語録
以下、知人の開業医、M先生から頂いたメイルを、許可のもとご紹介するものです。

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青木 眞先生

最近、抗菌剤の不適切な使用について話題が多く、開業医が悪いという意見も見られます。
薬剤の適切な使用は、抗菌剤のみの問題ではありませんが、耐性という観点からは対策を急ぐ必要があるのかもしれません。

青木先生の原則が、かなり広まっているので今後は、心配がないような気もします。

昨日、88歳の元薬理学教授と75歳心臓外科医(今は外来)とお話しする機会がありました。

M先生:“かぜを治すのに薬理学的にはいい方法がありますか?”

元教授:“食って寝ることやな”

外科医:“かぜはほっといても治るんやから、我々医師は、かぜに隠れた病気を探さんといかんのや。

元教授 or 外科医:かぜやったら、抗菌剤なんて使うわけはない。求められても、絶対に出さん。“

元教授 or 外科医:“嫌やったら、来んとけばええんや”

元教授 or 外科医:“大体、外来で使う抗菌薬はほとんどペニシリンで大丈夫、使っても第一世代セフェムやな。本当はグラム染色せんとあかんのやがな。“


とかく批判されがちな開業医ですが、久々にペニシリンで盛り上がりました。
(方言丸出しで申し訳ありません)

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