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第五回 プライマリケア診断塾 糖尿病編 岩岡先生 Q&A

2019-02-18 | Aoki Office
第五回 プライマリケア診断塾 
内分泌/糖尿病編 岩岡 秀明 先生のQ&Aです。


① 血中Cペプチドと尿中Cペプチドの使い分けを教えて下さい。

【回答】
 最近は入院中でもICUや重症患者以外は蓄尿はしませんし、そもそも外来では特殊な場合以外は蓄尿はしませんので、ほとんどの場合は血中Cペプチドで判断しています。


② 総合病院の糖尿病科研修医です。糖尿病外来での通院間隔について悩むことがあります。先生はどのようにされているかご教授ください。

【回答】
  1型糖尿病や2型糖尿病でも血糖コントロールが不安定な場合は4週間毎、コントロールが安定していれば8週間〜10週間毎、食事療法・運動療法のみでコントロールが良好でしたら3ヶ月に1回です。


③ 高齢者の糖尿病患者のコントロールで、特に注意が必要な点を教えてください

【回答】
  最も重要なことは低血糖をきたさないことです、従ってHbA1cを下げすぎないこと、SU薬、グリニド薬、インスリンをなるべくなら使用しないことです。

次には、服薬アドヒアランスをあげることです。なるべくなら1日1回の内服薬とします。


④ NASH治療薬が2019年末から2020年初めには欧米の市場での販売許可が得られるかもしれないそうですが、日本での認可はどんな感じになりそうですか?

【回答】
  すみませんが、私は日本での認可状況は存じ上げません。
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