感染症診療の原則

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生肉コミュニケーション

2011-05-01 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
生肉のリスクについてもっと何か積極的に行政が介入すべきというコメントがありました。 同時に、商売だから説明なんかしないんじゃないの?という意見もありました。 法律で規制するようなことではないので、啓発・広報にかかってくるのですが、東京都の資料 「正しく知ろう 生肉の取り扱い」 の一番最後のページには、お客に何をどう説明すべきかの例があります。 これは意外に重要で、食中毒で健康被害が生じた . . . 本文を読む
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転載 「被曝者に放射性核種による内部被曝についてインフォームドコンセントを」

2011-05-01 | 非・悲・否・避「常識」
問診のときに、特定のリスク因子として、渡航歴や動物接触歴をたずねることはありますが、原発で作業をしたことがあるとか、原発事故のときにその近くにいたというようなことは考えたことがありませんでした。 健康への影響の調査は長期間コホート研究の形で行う必要がありますが、今回は原発内で作業をしている人、周辺地域や、原発からは遠い地域でも、風向きや天候の関係で線量の高い地域があり、その住民の被ばくが問題にな . . . 本文を読む
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生肉「文化」

2011-05-01 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
富山県のプレスリリースにユッケが原因で病原性大腸菌に感染→HUSとなった症例の詳細がありました。 4月21日(木) 焼き肉屋でユッケを食べる 4月24日(日) 嘔吐、下痢等の症状を呈し、医療機関を受診         深夜に血便を呈し、病院を受診後入院、検便実施 4月27日(水) HUS(溶血性尿毒症症候群)の恐れがあるため、転院高岡厚生センターにて腸管出血性        大腸菌O111(V . . . 本文を読む
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まもなく2ヶ月に

2011-05-01 | 非・悲・否・避「常識」
原発の問題はHealthの問題に直結しているので、医療関係者は「自分は専門じゃない。他の人が考えて決めればいい」と高みの見物をできる状態ではありません。 いずれかの時期に、影響を受けた人を診察する機会もあるとおもいます。 もっとも、直接の関係者にとっては、いろいろなことがわかるひとたちに関心をもたれると批判がさらに厳しくなるので、忘れてもらったり、他人事のように思ってもらえるほうがやりやすいでし . . . 本文を読む

風疹の増加

2011-05-01 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
麻疹の症例増加がニュースになっていましたが、風疹も増えているという報告がありました。 中国のいくつかの省でも流行中。 東京都の週報でみると、16週の2例は20代、30代になっています。 日本では現在MRワクチン(麻疹風疹ワクチン)となっています。 1歳と就学時の2回接種をすませた子どもが増えています。2回接種になっていない中学生や高校生には臨時で定期接種として接種が可能になっています。 中国 . . . 本文を読む