上野の東京都美術館で「クリムト展」が始まった。
あんまし脂っこいのは遠慮してるんやけど、
19世紀末のウィーンで、
保守派を嫌って立ち上げられた分離派【sezession】は、
絵画だけでなくて、装飾や工芸、建築、都市計画ほか、
あらゆるデザインの変革を担った、
その中心的人物ということで見物に行った。
さらに翌日は六本木の国立新美術館で
こっちは建築の近代化理念を提唱、
推し進めていったオットー・ワグナーはじめ、
世紀末のぐちゃっとした感じが楽しめた。
どうせなら両方行ったほうが、
いろいろつながっておもろい。
まあしかし、クリムトの素顔は知らないほうがええな。