鎌倉に住んでる

うまいものを食べて飲んで、のんびり暮らしたい。

金沢文庫「運慶」展

2011-01-30 23:30:00 | 日記

朝比奈峠をバスで越え、

粉雪が舞うなか称名寺へ。

金沢八景から乗り継いだ横浜新都市交通は、

中世鎌倉の外港・六浦の入り江を突っ切っていく。

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鎌倉で用を終えた金沢顕時や貞時も、

馬を駆ってここへ帰ってきたのだろう


今日は称名寺のとなりにある、

神奈川県立金沢文庫で開催中の「運慶」展。

奈良・円成寺の「大日如来坐像」のほか、

三浦半島はじめ関東各地に残る、

運慶一派による仏さま数体がご出陳。

横須賀・浄楽寺の毘沙門天と不動明王もいらっしゃった。

芦名の高台にある浄楽寺のお堂で、

一度拝見したことがある。

阿弥陀三尊とともに眼にすごく力がある

幕府の主導権をめぐる陰謀策謀に明け暮れた挙げ句、

みな北条氏に滅ぼされてしまう有力御家人たちの、

最期をみてきたからというのはうがち過ぎか。

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真如苑が125千万で競り落とした「大日如来坐像」は、

28日からお出ましだそうです。展覧会は3月6日まで

こじんまりした展覧会でした。

それにしても寒かった。


神奈川県立金沢文庫