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自動車趣味…その果てしなき天国と地獄についてのブログです。オーストラリアでのロータスエクシージによる海外レースなど。

ロータスエリーゼS2 111R

2006年03月05日 00時12分05秒 | Weblog
5Lのゲレンデが1.8Lのエリーゼになって帰ってきた。S1と比べるとやはり重く、ひらひら感も薄くなり、特別な車を運転している感覚は薄くなった。エンジンはパワーこそ強力なものの、重い車を馬力で引っ張る感覚はエリーゼらしくないと言えばらしくない。逆に信頼性が大幅に高まったことは好ましい。ACも普通に使えるし、アイドリングもしっかりしている。いろんな所から出るノイズも大幅に減った。より普通の車に近づいたと言うことか。アメリカで売るそうだから方向性は間違ってはいないのだろうが、長い目で見るとどうだろうか。おそらく最初はものめずらしさもあって、たくさん売れるだろう。たくさん売れれば、たくさん作らねばならない。それに伴い生産設備への投資が大きくなる。その設備の利用率を上げるために、より市場に迎合したモデルを作らねばならなくなる。やがてブームは去り、負債を抱えたロータス部門は再度売りに出される。様な気がするが。
何とか軽量化を目指した111Rは、ドアパネル、FRカウル、サイドシル、ボンネット等を全てドライカーボンで作成。LSD、クロス、ハイコンプ、クァンタムなどかなりの投資をしたが、練習なしのぶっつけ本番、予選でクラッシュ、Sタイヤにもかかわらず筑波4秒4の平凡なタイムで終了。オーストラリア、ロータストロフィの参戦のために売却した。

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