フォートブラッグの帰り道,やはり気になるのは,河川の状況である。高速101沿いのロシアリバーの看板が目に入った。ちょうど,海まで60km程度の場所。確かに,森林に囲まれて豊かな緑は豊富であるが,河川の状況は決して良い状況とはいえない。どこを見ても,閉伊川のひょうたん沼の状態である。一昨日のサンフランシスコ新聞でも,マリーンカウンティ(サンフランシスコのすぐ北)今年もギンザケの遡上は期待できないとする記事が,B欄のトップ記事になっている。その理由は,雨が少ないからだ,といわれているが,はやり原因は森林の破壊,そして1850年代からのダムの建設によるものだと記者は述べている。1950年代までほとんど問題はなかったが,それ以降急激に遡上がダウンしたようである。見渡す限りのワイナリーが続く道を走りながら,ブドウ畑の豊かな恵みに心を痛める思いであった。
例えばサケの漁獲データや川の透明度やCODなどのデータを見るより、フィッシュマーケットでの店員との会話や、自分の目で確かめた川の透明度の方が、格段に正確な情報だということです。
いい経験ができて良かったですね。
ところで、前に記した2カ所のほか、サンフランシスコの博物館「California Academy of Sciences」もぜひ訪れて下さい。広さと内容の豊富さに感動します。