Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

水産ジャーナリストの会総会での話題「水産に未来はあるか?」

2010-01-21 | 水圏環境リテラシープログラム
「なぜ,クジラは食べなければならないのでしょうか?」
 水産ジャーナリストの会にご招待を頂き,総会に出席。参加者の方々から貴重な意見を頂いた。
日本捕鯨協会より最近のオーストラリアでの衝突事件のお話があった。オーストラリアの対応がかわってきているということであった。オーストラリア政府の日本と反捕鯨船に対して両者とも冷静な対応を求める声明に対し,オーストラリアの有力紙は,海賊船に衝突した民間船に対して,冷静な対応をしろと言っているようなものであると批判したという。理解は進んでいるという。
日本各地を訪れ,食文化を堪能していただくことが本当の理解につながるのではないだろうか。

「これかの水産にとって大事なことは何でしょうか?」
今年,社会人一年目の水産系企業人に尋ねた。「これからの水産にとって大事なことは何ですか?」
「やはり,水産の大切さを理解してもらうことですかね。普及が必要だと思います。」

「消費者の考え方と行動はいっしょではない。」
流通を専門とするジャーナリストに尋ねた。「魚価を上げるようにするにはどうしたらいいでしょうか?」
「消費者は,環境が大切であり,お魚を食べることはいいことだと思っている,しかし,その反面魚価が高いと手を出さない。
消費を拡大することは分かっていても,行動に結びつかないのだ。そこが問題。」

水産の理解と消費者の行動をどう結びつけるか?水圏環境リテラシー教育の出番ではなかろうか?




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