Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

シナリオ分析で話し合った結果

2016-10-14 | 水圏環境教育
シナリオ分析を初めて経験した。シーグラントの役人が、実施している、実際の地域振興の手法。2066年のシナリオをみんなで考える。強弱をつけて、政府のパワーがある無し、気候変動が激しいか激しくないかの4つのグループに分け、話し合いを行った。さすが場数を踏んでいるだけに、役人は、ファシリテーターとなつて意見をまとめていった。それだけでなく、参加者としても積極的にはなす。まず見ていて面白いのは、部長クラスの年配の役人も、若い役人も対話を楽しみながら対等に話し合って果実を実らせていた。

その話し合いで出てきた興味深い提案が、大学の廃止だった。既存の情報伝達だけの大学はなくなる。変わってmoocなどインターネット授業にかわる。そのぶんだけ、実地に出て、体験的に学んだ方が、レジリエンスは高まる。そして、シーグラントを充実させる。私も、同感した。
だだ、こうした構成主義の問題点もある。自分たちの概念の域を超えることができない。伝統がある集落は、伝統から発言につなげる事柄が可能だが、アメリカにはそうした文化はない。一方日本では、消えようとしている限界集落が数多くある。また、森川海とつながりも初めて聞く話のようだった。