Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

高校生対象の進路講演会が開催されました

2010-09-09 | 水圏環境教育センター
残暑の厳しいさなかではあったが,知り合いの先生から依頼を受け,岩手県花巻にある普通高校において2年生の理系クラスを対象に進路講演会を実施した。時間は1時40分から3時10分までの90分の時間を頂いた。

テーマは「東京海洋大学水圏環境リテラシー推進プログラム ひろげよう 水圏環境教育の輪」として,私が現在取り組んでいる水圏環境教育についてである。それに,大学の紹介を若干行った。

水圏環境教育については,小学生,中学生を対象に教育実践という形で,これまでいろいろな場面で展開してきたが,高校で進路指導の一環として講義形式で実施したのは初めてである。

水圏環境教育学研究室としては,もちろん海洋科学の研究分野により多くの高校生に興味を持ってもらうことが重要な任務であると考えている。したがって,講演会ではできるだけ一方的な話に終わらないように,ビデオや実験を組み入れて考える時間や発言する時間を多くとった。

生徒の感想を伺うと,水圏環境の汚染の問題や,水を使った実験に興味を持ったようだ。

ラーニングサイクルには,振り返りというステージがあるが,このステージは探究活動が行われることで,自然に頭の中で繰り返されるものである。どのぐらいの頻度で,彼らの頭の中にリフレクションが起こっているのかが興味深いところである。