Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

グッド・シェパード・ルーテラン・スクールを訪問

2009-01-11 | Weblog
 グッド・シェパード・ルーテラン・スクールを訪問した。この学校は,キリスト教の私立小学校である。サンフランシスコから北に30分ほど車で行ったノバト市にある。訪問したクラスは4年生16人のクラスで担任の先生は3人。他,芸術や技術の先生が別に配置されている。ここの小学校では,2年前にカルフォルニア大学バークレー校の海洋教育講座(MAREスクール)に校長先生と担任の先生が参加したのがきっかけで,海洋教育を年間計画に取り入れることになったという。毎年2月にオーシャンウィークを設置し,海の学習を実施しているようだ。今回は,バークレー校のMAREエデュケーターから15名の職員に対する「ラーニングサイクルの教育方法」講習会であった。
 講習会終了後,芸術の先生にお話を伺った。
TS「他の教材と比較して海の教材はどうですか?」
MB「他の教材に比較して,子どもたちが非常にアクティブである。その理由は,おそらく,全校生徒全員が取り組めるように作られていることと,海の世界は陸上世界と違い水中世界なので子どもたちの興味を引きやすいのではないでしょうか?」
TS「どんなことをしていますか?」
MB「各学年に応じて様々な海のことを学んでいます。保護者も一緒に参加し,大変高い評価を得ています。また,オーシャンウィークでは学校全体が,子どもたちが描いた海の生き物でいっぱいになります。また,Tシャツに魚拓をほどこし,全員がきるんですよ。日本では魚拓をやらない?ぜひ,やってみて下さい。子どもたちが生き生きしますよ。」
TS「他にメリットはありますか?」
MB「はやり,こうして大学の先生が訪問して教え方を全員に教えてくれるのです。私たちは海のことは素人です,でもこうして丁寧に教えてくれるので大変助かっています。」
 カリフォルニア大学では,海洋教育に関して少なくとも全米の15000人の学校教師により30万人の小学生に教えられているという。大学と学校現場が直接的に繋がりを持っている。日本でも,海洋リテラシーを推進するためにはこうした組織的な取組が重要になってくるであろう。

LHS Mare staff teach learning cycle in Good Shepherd Lutheran School.
teacher said Mare program is good for learning science, University staff come to school directly.
It is important to have relationship between university and school to enhance science literacy.