Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

環境メッセ2

2005-10-17 | 話題
トライクといい、前輪が2つの風変わりな自転車。制作者によると、安定感があり、45km/hのスピードが出る。通勤や通学にもってこいである。遅刻の多い生徒にはお勧めか?しかし、まだ普及しておらず、また専用の自転車道路が整備されていないこともあり、幅をとるのか?10万円で購入可能である。イエローチャリ(宮古市が行っている無料貸し自転車)などで試用してみてはどうだろうか?


海洋研究所一般公開

2005-07-23 | 話題
先日,海洋研究所の一般公開に子供たちといっしょに参加しました。受付で配られたキーホルダーと絵はがきに子供たちは大喜び。研究所内の廊下に張ってある研究の紹介はとても印象的でした。午後には海の講義を聴き,大半が小学生でしたが,とてもわかりやすく海の大切さを教えてくれました。また,艇庫内のタッチプールは常に子供たちで一杯です。施設内には港があり,新船が停泊しており中を見せてもらいました。地元で制作した船のようで大変立派です。最後に,構内に設置された屋台でかき氷をいただきました。多くの子供たちが海に興味を持ってくれたようです。

一県一漁協

2005-06-09 | 話題
今国が進めている一県一漁協の構想を他県の知り合いから伺いました。協同組合は本来組合員の収入や生活向上を目指して設立されたものです。しかし,現在債務超過に陥っている組合が少なくなく経営が厳しさを増しているようです。ここ5年間でも,ほとんどの生産物単価が値下がりし,それに応じて生産量も減少傾向にあります。この状態が続けば,おそらく将来かなり厳しいものになるでしょう。一方で,インターネットやマーケティングの手法を利用した流通,販売面では,数々のヒット商品が生まれています。その利益が生産者にダイレクトにいくようになれば・・・お話を聞くほどに,身の引き締まる思いがしてきました。この大変さをなんとかバネにしてまずは自分のできることから始めよう!と心に誓いました。

どじょっこふなっこ観察会

2005-05-01 | 話題
今日は、インターアクトクラブ部員とO町のどじょっこふなっこ観察会に参加しました。地元小学生10数名が参加し、ボランティアとして主催者のアシスタントということで参加させてもらいました。宮古でフナやドジョウを採集しているクラブ員たちはゴム長をはいて採集活動に協力をしていましたが、なかなか目的の魚が見つかりません。そのかわり、イトヨの他、ウキゴリ、ウグイ等が確認されたようです。調べれば調べるほど自然界の不思議さにおどろかされます。

2005/04/16

2005-04-16 | 話題
今日の当地方は、日本晴れの青空が広がり、気温も13度まで上昇。春の訪れを一段と感じました。春の霞かそれとも、花粉の飛沫か周辺の山々は白々としています。春霞というよりは、どうやら花粉のようで、花粉症のwifeは過去最悪のコンディションとのこと。どうにも手をつけられない様子。写真は大橋付近から撮影した宮園方面の様子です。

第1回海洋深層水セミナー特別講演

2005-03-30 | 話題
「森は海の恋人」で有名な方の講演要旨を掲載します。  
 商売は続けてやるのがなかなか難しい。しかし、私は40年、父から数えると60年。えさ代がかからないカキホタテ養殖をやっている。海が賄ってくれる。と思ったが、沖の方ばかりでなくて反対からの視点が必要であるという視点が必要。このギザギザの海洋を見ていると必ず湾の奥から川が流れ込んでいる。リアス式(これはスペイン語で)はスペイン語のリオからきた。リアになった。リオは川という意味である。元々は言葉の意味から、川が削った谷底であるということを理解しなければいけない。縄文時代にあとでゆっくり海がきた。宮古湾、閉伊川、津軽石側が削った谷底である。陸前高田市、広田湾のカキがおいしいのは気仙川、川がな北上川の河口であるわたのはが世界に冠たる生産地である。夏になると、北上川の河口に集まってくる。やませがふくととれなくなる。
 リアス式海岸は海と川が結婚しているようなものである。リアス式の本家はスペインにある。ガリッシア地方はスペインでも有名な場所である。干満の差が激しいので海の水が出入りしている。(バレンシアオレンジ、アンダルシア地方は南の方である)、腐葉土がないと磯ものがとれないというのは山が関係ある。雪が降ればいいというわけでなく、腐葉土がないとだめ。スペインは暑いといわれるが、雨が多いところである。ガリッシア地方は湿ったスペインといわれている。木材の4割はここからとれる。オラホと同じではないか。460年のザビエルはこの木を切って船を造って世界に出た。樹齢100年の気が200本必要である。スペインの海軍はアルマダを持っていた。海は海の人間だけでは全体像が見えて来ない。130隻あった。それには20町歩木をきらなければいけない。。造船業が盛んである。どんな木が生えているか。ロブレという木が主流。ドングリがなっていた。ナラの木である。雨が降ってしみ込んだ水が海岸を削った。科学的根拠があるかと科学者政治家からよくいわれた。漁師のくせに海を見ていればいいのだと、山や川に口出すな。平成2年に先生に巡り会って鉄の話に出会った。水産高校で製造科に入学し、化学の基礎をやった。冷蔵庫の運転の機関誌の免許をとった。ガスを勉強しなければいけない。ボイラー冷凍機の機関長の勉強をした。その時の知識が、今の私の運動につながっている。今は役立たないといっても、後で必ず役に立つ。鉄が深層水と絡めて未来を予想する徹底的な理由がある。山田湾のカキの栄養の源はどうなっているか。鉄の分析をしなければいけない。20億円の水揚げのもとは、半分以上は大川が源になっている。鉄というものの7割がフルボサン鉄であることがわかった。沖の水に大川に含まれているフルボ酸を入れるとプランクトンが発生する。鉄がないとリンや窒素を吸収できない。深層水を利用するには、フルボ酸鉄が絶対必要である。