縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

有珠山崩壊が地形をつくる

2018年12月11日 | 日々縄文

 伊達方面から有珠外輪山の台形状の両辺を上に斜めに伸ばしてみると富士山型の山が思い浮かびます。北側に羊蹄山が見られます。きっと この様な姿だったでしょう。

今から2万年前のことです。
それが約7000年前、有珠山の山頂部が基盤の岩をも巻き込みながら南側に雪崩(なだれ)のように流れ下りました(善光寺岩屑なだれ堆積物)
流れ下った山体の破片のうち大きなものは,小丘(流れ山)となって麓に多く点々と残っています。山体崩壊の土砂は海にも流れ込み,このために有珠湾周辺の複雑な海岸地形ができました。
また、手のひらより大きめの角礫岩が北黄金2遺跡を発掘調査した時に多数出土しています。30km程度 離れていますが飛んで来たのでしょう。

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