縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

(28土器ガ)井戸尻式土器(甲信越・縄文中期)

2023年07月22日 | 縄文ガイドブック

1、土器の解説

「縄文中期の集落である井戸尻遺跡は、八ヶ岳南麓の編笠山の裾野甲斐駒ヶ岳と鳳凰三山の山並みを眼前にして、南東に富士を遠望できる景勝の地である。縄文時代から今も湧き出でいる豊かな水に恵まれ、史跡を囲む植田(裁面積6千㎡)を水生・湿性の花々が彩る。縄文時代、この地域には生活した人々は、非常に優れた文化を生み出した。諏訪盆地や甲府盆地につながる古代の要衝という立地に加え、豊富な食物にも恵まれたこの地域には、高い文化を共有する縄文中期の遺跡が集中していた」と解説文がありました。

2、土器の解明

・「三山の山並みと富士山」を目の前としていることから、突起部分は「高峰・富士山」と「三山」としました。
 富士山の頂上に穴が在ります。穴が在るのを「噴火口」と仮定しています。

・山頂部分から下っている線は「水流」で「湧水」とか「河川」がふもとまで水を運んでいると想像しました。

・「縦の丸いくぼみ」が続いているのは、ため池と考えてみました。池が並んでいるのは「蓮池」だと想定しました。

・縄文ヒトは「ハス」の栽培をしていたのでしょうか。「ソロバンの珠状」の印は畑や栽培の印としています。(※埋土器ならば、死者が不自由なく暮らせるようにという配慮)

・この土器は「祭祀用」でハスの栽培していることの感謝をしているとも思えます。

3、思う事

・土器の読取り不足ですが、細かい模様の意味は、今後も課題になります。

・八ヶ岳山麓の土器は、解読ができない。

「おらの世界を土器に表す」が根底にあるのはよいが、この土器の世界が描けない。

「蓮根畑に感謝するという意味があるのか!」「命の再生を願った」とか課題が残る土器です。

この土器も解読ができない。以後考える余地があります。

意味があるはずです。

縄文楽 浄山

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