「矢野遺跡」(徳島県立埋蔵文化財総合センター蔵)
この土器の口縁部分の梯子状のようながっちりとした部位は、重要な内容を含んでいると思えます。
「おらの世界を土器に表す」
徳島県の矢野遺跡を地図で検索すると山波がありました。拡大すると「鋭い山」が雲から突き出しているような姿が映りました。
名前がそのままの姿を現しているようで、この「剣山」を特別な山として人々は受け取っていたと思われます。
下の写真は「剣山」ですが、岩場は土器の段々模様と鋭さの感じが似ています。
渦巻模様は「湧水」と解釈しています。
土器の腹部は、剣山に登る道を幾通りか描いている様に思えます。
いくつかの通路があるが、本人が昇るための登山道というよりは「あの世」に送る道を描いているのかもしれない。
下の絵の登山ルートのような絵を土器に描いているとも思える。
崇高な山と思い、日々の願いや命の再生もお願いする山でしょう。
この土器は「祭祀用」に使用するものと考えます。
「おらの世界を土器に表す」
縄文楽 浄山
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