山口県平生町岩田遺跡の出土品です。
遺跡はあっても成型した土器は、少ないといえます。 縄文時代中期の土器片を見つけました。
「おらの世界を土器に表す」
特徴ある模様が見える土器です。以前に北海道の「入江貝塚」の入江式土器の紋様と似ていました。
下の土器は入江貝塚館の「入江式」といわれるものです。参考に載せました。
さて、「岩田遺跡」の紋様ですが土器の一部ですが、次のように考えられます。
①海は浅く広がり、干満によって砂州のできる潮の流れる道筋を描いているととれます。
②海水が渦を巻くように潮の流れを起こしている渦(渦潮)の描写とも受け取れます。
産地が干潟のある地域と認識しますので①が適当かと考えます。
他の土器とも照合する必要があると思います。
※「入江貝塚」の土器の紋様は②を当てていますが迷う点もあります。
縄文楽 浄山
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