縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

(01楽)「縄文楽」とは

2021年12月11日 | 縄文楽

上の土器は、北黄金貝塚の「上坂式土器」(アルトリ式土器)とも命名されています。「縄文模様」がついていないのです。縄文模様以前の時期の土器で縄文早期の時代と説明していますが、これはおかしいと疑問が出てきます?この土器はなぜか一番すてきに見えます。


土器の器形と紋様とで判断するのですが「なぜ」という根拠が認められません。

「縄文楽」とは

ほとんどの縄文遺跡関係の博物館の展示場には「縄文土器」が並んでいます。しかし、時間をかけて土器をじっと眺めている人は何か疑問に持っているように思います。

専門家に「土器の模様や器体は・・・?」と質問しても「デザインです。・・縄文人は精霊が宿っているので理解できないような土器を作っている」といった「精霊」がなせる業として扱うことを見たり聞いたりします。

他に専門家は「物的証拠」がないので証明できないともいわれます。

「縄文楽」は「縄文を楽しく」ということで物的証拠がなくても「イメージ」を働かせ、自分で自分の思いを高めて解決するようにしているのです。少しでも縄文土器の解読になったと自負できた時が楽しいです。

「縄文土器の解読」に関する文献は限られていると思います。
※武居幸重さんの「縄文土器の文様に意味がある縄文記号の世界」を見ましたが、すごい努力ですね!

縄文ヒトも現代ヒトと変わりない人間であり「神話的思考」や「霊」に惑わされているわけでなく現実的な意思・思考を持ったヒトだと思います。

解読した結果が正論かどうかは自分の意思で確かめることにします。自分が納得する解決策が一番良いのです。まちがえば次は正解に近づくと考えるのが「縄文楽」の進め方です。これしか方法がないのです。

縄文土器は日本列島固有の文化です。列島人が解決しなければだれがするでしょう。

以上のような「意識」で土器などを見つめるようにしています。

今後も、土器を解明する楽しさを味わっていくつもりです。土器を拡大鏡で見るように眺める。これも原点です。

縄文楽 浄山(小倉)

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