縄文土器の視点(里山)
・ヒトは「体感」したことを「意識」として表現するのです。
・ヒトは「刷り込み」された意識を「無意識」に表現するのです。
縄文土器は「里山」を表しているのです。
「縄文土器」=「里山」
「里山」は
・生まれたところ
・育ったところ
・代々生きてきたところ
・命を送るところ
・命の再生を願うところ
「里山」は何といってもなつかしく心に残る場であります。
これを土器に表しているのです。
北黄金貝塚の縄文ヒトは丘の上からいつも海を見つめています。
この海で貝をとり魚をとって生きてきました。イルカやオットセイも食しています。クジラの骨も出てくるのです。
山もありシカや小動物も現れるので食の足しや毛皮は衣服に利用していました。山菜類も食べたでしょう。竪穴式住居を建て何代も生きてきました。そして「舟」を作り海にこぎだしていました。
これらの命は無駄にできません。「すべてが生きること」は「縄文の心」として強く刷り込みされて当たり前の思考や行動になっています。
命をムダにすることは自分に逆に災いがふりかかってくるのです。
里山に住み共存してきた生きものに感謝し命を無駄にしないという確認とお礼をする儀式を行います。
縄文土器に「おらの里山」を表して作製し、そして感謝して送る儀式に使用するのです。
この「縄文の心」が縄文時代が一万年も続いた所以といえます。
縄文楽 浄山
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