縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

室蘭市絵鞆貝塚調査発掘

2016年07月30日 | 絵鞆貝塚

8月2日まで絵鞆貝塚の調査をしています。絵鞆小学校は統合により学校が使われなくなっています。

この場所は、絵鞆貝塚のあるところです。調査が十分に行われていないのでしょうか。

昨年も調査を行って、貝塚、墓も見つけています。

今年は、昨年の場所を広げたり、近くの貝塚も調査していました。

地元の新聞に記事が出ていました。あれ、記事で研究所の方の氏名の間違いがありました。

午後から発掘現場に行ってみました。昨年調査している場所でお墓のあったところです。3メートルにならんとする深さかと思われます。長い梯子で降りて行き発掘調査をしていました。本州から大学生が実習を兼ねてきていました。

黄土色の上部の土の層は、土地を造成するときの盛り土です。ずいぶん厚くもったものです。下の黒い土が縄文時代の遺跡の出る層です。学生は何を掘っていたのでしょうか。

私には土器片がつき刺さっているように思えました。甕棺かな?墓の供え物の土器かとも考えましたが、なんでしょう。

これは大発見のようです。二つに分かれていますが「イルカ」の頭骨ということでした。歯も散らばっているそうです。この上に貝塚の層があったそうです。

室蘭では現在もクジラウォッチングをしますが、イルカも狩猟の対象にしていたのでしょう。

発掘も8月2日で終了する予定です。

 

 

 

 

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