(世界遺産・12)「田小屋野貝塚・貝塚」
解 説
青森県つがる市に所在し、岩木川沿岸の標高10~15メートルの丘陵上に立地します。
海進期に形成された内湾である古十三湖に面しています。
貝塚からは汽水域に棲息するヤマトシジミなどの貝類を中心に、コイ、サバなどの魚骨や、ガン、カモなどの鳥骨が出土しています。
解 読
出土した土器を見ていると北黄金貝塚の土器にそっくりでした。
これは海を生活の場だと認識することができます。
ところで海の波の表現が微妙にちがいます。中洲とか三角州があるように思われます。
土器から貝塚を探すとこすっている個所があるのです。
河岸線近くに祭祀場もあるかも知れません。
終りに
土器を解読して遺跡を探るのも楽しいことです。
海(縄文)の変化も意味があるのだ。
「こする」行為にどのような意味があるのだろう。
縄文楽 浄山