縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

「土器(02)」(模様は環境)

2020年09月01日 | 闇の縄文

土器の模様

円筒形土器が北黄金情報センターに並んでいます ので、これを見てみます。 まず、模様を見てください 。

土器の模様が上と下に分かれているのがわかります。 横に区切りと想う線が あります が、その線の上と下とに二つに分かれています。

実際に 丘から見える風景も、後ろ(北側)には遠くに山が見えます。前の方(南側)は遠くに海が見えますが、縄文時代は 丘の麓まで海だったと言われています。

この土器の模様の意味を 想像します と、この土器は、上は山(陸)部を表していて、下は海部だと想像できます。 つまりここから見られる環境を土器に表していると言えます。山部が少ないですね。海部が多いという事ですかね。

全国各地の土器をいくつか眺めてきました が、すべて「 地形」と「環境」が土器に記されていると感じました。祭祀用の 土器というのがありますがこれは別に考えていこうと思います。「地形(形)」についても後日の課題です。

「 土器の形と模様の意味は、何かある。」

今まで 土器を調べてきて来て、やはり土器には、意味があったと思っています。これからも土器の意味の解明を楽しく続けます。

先に書きませんでしたが、縄文は「波」を表現していると思います。つまり「海」です。「湖」です。「大河」の表現方法だと思います。

北黄金の土器の「海」「山」の境目の部分です。いろいろな表現があります。意味もあるかもしれません。波打ち際の様子が想像できそう。

ここの土器には「海が大切な生活環境」ということが分かります。

縄文楽  浄山

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