宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

C-14の庭撮り光軸調整

2018-03-07 19:39:00 | SkyMax改イギリス式
昨晩は晴れる予報だったのでC-14の光軸調整をやりました。
飯能の山間部から入間市の住宅街に移しての初撮りです。
ああ、やっぱり中山間部は良かったにゃあ~(ノД`)・゜・。
こんな所では・・・

んなこと言っとる場合ではない!
先ずはGPSアプリと北極星を使って南北線を引き、いつでも
実験・検証が出来るようにしました。(北極星は見えません)


当然に昼間のごとく明るいし、お月も大きいです。


このC-14、やや光軸が狂っていましたがアッサリ修正完了。
ZWO-ASI294MC+SharpCap3.1のリアルタイム観察。
多重円が出せるので助かります。
FocusツマミCW方向


FocusツマミCCW方法


全部AC-100Vで使えるようにしてあるのでバッテリーは無し。
サクッとテスト撮影をやってみました。カブリまくりのムラムラで
フラットなんて合う筈がありません。よって、撮ったもののボツ。
追尾は良かったです。


補正レンズ内蔵ジャイアント・イージーガイダーのBFが分からないため、
今回は2インチ変換ADを挟んでみました。
これでデジイチのセンサ面と同じくらいかと思ったのですが・・・


なんと、焦点距離が3200mm_F9相当になってしまったようです。
前回、カッパ池Pで撮った時は2インチADを挟まず撮影。
良くよく確認したら、こちらは2489mm_F7相当の写野でした。
よって、前回の方が正しかったということです。
補正レンズの配置からしてF7になる筈ですが、デジイチだと
3200mm_F9ぐらいになるよなあ~~って思います。
ま、いいや。

で、 星像は良くなったのか?

M100 , Gain=250 , 12X180s , 36min Total , OnlyDark


デカッ! 3200mm相当だとフルサイズ換算6400mmですね。
とりあえず星像は全画面でまともになった模様。
星がフニャフニャしているのはシーイング2/5だからです。

NGC4565 , Gain=250 , 12X180s , 36min Total , OnlyDark


NGC4565の大きさは16'角です。
FOV=18'X14'と言った大きさです。極軸設定が甘いので導入が
赤緯方向にズレて入りませんでした。まあ、コツが分かれば
チョットの修正で入って来ます。

等光度曲線


センターが決まっていないのはですね、
ジャイアント・イージーガイダーの止めネジ機構が大昔の設計で
テーパーでは無いことが原因です。要するに、ネジを締めると
スケアリングが狂ってしまうのです。要改造だな。

フラットも撮りましたが、激しく色ムラムラでボツ。
まあ、モノクロなら使えるかもってことで1枚。


思いっきりFlatAideの助けを借りていますが・・・

M3 , Gain250 , 11X180s , 33min Total , OnlyDark


フォッフォッフォッ(V)o¥o(V)
ダイナミックレンジ狭いですね~。
星団はGain=120で撮るべきでした。HDRしても良いでしょう。

3時撤収→直後からベタ曇りとなった。

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撮影日時:2018/03/06-07
撮影場所:庭撮り(標高144m)
天候:雲数60、微風、結霜無し
気温:2℃
星空指数:20
シーイング:2/5夜半から3/5

撮像鏡筒:C-14 , 35.5cm F11 SC , fl=3910mm (F7_fl=2489mm)
********* どうも3200mm_F9相当で撮ってしまったらしい。**********
カメラ:ZWO-ASI294MC (Sony IMX294 Back Side Illuminated CMOS m4/3)
フィルター:無し
コマコレクター:ジャイアント・イージーガイダー
内蔵レデューサをF7位置で使用

赤道儀:SkyMax改_E-ZEUSⅡ仕様
ガイド:80mmF5ガイド鏡 + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.3

ASCOM Platform 6.3
撮像ソフト:Sharp Cap 3.1(Free版)
画像処理:SI7 , Photoshop_cc

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コメント
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