チャリ乗り文造の備忘録

~釣りとロードとベガルタと~

愛車遍歴②/学生編 コルトギャランGTO/GS-5

2018年08月29日 18時23分21秒 | 愛車遍歴
初めて購入したサニー、大学2年の冬だったでしょうか?夕方、バイトに行くか何かで走ってました。
何気に助手席の足元に眼をやると何か濡れてる。
と言うかビショビショ。
近くのスタンドにin。
「ホース破れてますよ!」
ラジエターから車内暖房用ヒーターに取り回してるホースが破れてラジエター液が漏れてるみたい。
そう言えば暖房が効いてなかったかな?
取り敢えず応急処置で車内に取り回してるホースを切ってエンジンルーム内で直結。
まあ、不具合は真冬でもノンヒーターで走らんとあかん事でした。
当然、エアコンなんて物は付いてなかったので、夏は暑い!冬は寒い!って言う今では考えられない地獄のクルマとなりました。
いつか直そう、直そうとしてるうちに春がやって来て、下宿に居るとノックする音。
実家が農家の友人でした。
「おう、文造!珍しいクルマが入って来て、乗って来た。見る?」
ココで言うクルマが入って来たってのはカーディラーでもなければ中古車店でもありません。
ザ・解体屋です。
コルトギャランGTO-SL。

(資料画像)
1600ccから1700ccを経て2000ccとなったクルマ。
ヒップアップクーペと言われたリアのシルエットに特徴のあるクルマです。
リアのコンビネーションランプもお気に入りでした。
ツインカムエンジンがMR(MITSUBISHI RACING)、ツインキャブ車がGSR(Ground Sports Racing)。
GSRは今でも脈々と流れる三菱のホットバージョン。
私が紹介されたのはSL。
2000ccシングルキャブレターですが三国のソレックス使用!
このキャブ、ヤマザキのランチパックの様なぺちゃんとした形状だったと記憶してます。

解体屋製なのでまあ色々と「?」な事は有りました。
イグニッションと運転席側のドアのキーが違うとか。
毎回、『あれっ?どっちがドアのキーだっけ?』って。
でも嬉しい事にエアコンではないですが、助手席側のダッシュボード下にクーラー装備!
また、ハッチバックが運転席のノブで開く、って今ではトランクなんかで当たり前の装備も付いてました。
結局、その場で購入する事に。
価格は5万円!
今の価値でも10万〜15万程でしょうか?
で、サニーを後輩に5万円で、ホイールを外して売りつけました。
その当時、オフセットとかの知識は全くなく、ホイールを嵌めてみて当たらないからOK!みたいな感じてGTOに取り付けました。
2000ccの4気筒、バカっ速かったですョ。
馬力やトルクが幾らって事は知りませんでしたが、0㌔/h加速もそうですが40〜50㌔/hの巡航速度からのアクセルを踏み込んだ時の加速は凄まじかった。
随分と後になって乗った、同じ三菱のエアトレックターボRにも匹敵する様な加速でした。
よく有明海沿いの道をゼロヨンやってましたが無敵でしたョ。
でもまあ、こんな無謀な若者が、こんなクルマを手に入れて事故らなかったと思います。
その代わり、免許証は真っ赤っかでした。
就職した時には120日免停まで経験してました。
あと2点の違反をすれば、次は180日免停がやって来る!って状況。
何とか1年間無事故無違反で乗り切りました。
因みにその後はゴールド免許にまでなったんですョ‼︎‼︎

そんなクルマ狂いの私でしたが、大学4年生となり、卒論テーマを与えられ、バイトが出来なくなった為、泣く泣くクルマを手放しました。
またまた後輩に5万円で売り付けましたョ。
たまに達磨セリカを借りたりしてましたが基本、大学4年の5月から就職する迄NO CAR生活でした。

『今回は、ここらで、よかろかい』
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愛車遍歴①/学生編 サニークーペ エクセレントGL

2018年08月29日 11時08分10秒 | 愛車遍歴
昨日、ほぼ同い年の同僚と長々話しする機会がありました。
会社の事、定年後の事、音楽の事・・・
そんな中、クルマの話しとなりました。
免許証の返納とか次に買うクルマ、最後に買うクルマ(最後に乗る車は霊柩車だったりして)とか・・・・・

で、ふと今迄乗っていたクルマの事を思い返してみました。
日産・サニー→三菱・ギャランGTO→トヨタ・カローラ→ホンダ・プレリュード→日産・ブルーバード→スバル・レガシー→マツダ・ファミリア→三菱・レグナム→三菱・エアトレック→三菱・デリカD5。
もしかしたら次が最後のクルマでしょうね。

ここからは長いです!
個人の思い出です!
スルーして下さい!
題して「ぶんぞうの愛車遍歴〜NO CAR NO LIFE!」



大学に入り直ぐにやった事、免許証取得。
サニークーペGLエクセレント。

(資料画像)
初めて購入したクルマです。
中古で多分24万円程だったと思います。
親に保証人となって貰い人生初のローンを組みました。
12回ローンで月々25,000円程の支払でした。
今から考えると当時の金利ってムチャ高かったんですね。
エンジンはL14、シングルキャブ。
走りは遅かったですね。
まず手を加えたのが見た目。
アルミホイールを購入。
ENKEIのディッシュでした。
ハンドルをMOMOの小径ステに変更。
(イメージ)

今じゃ、エアバックが有るので出来ませんが、当時は定番でした。
ステアリングホイールの交換って大変でした。
ただ固い!
グリスは塗ってるんですが外れない。
ハンマーでバンバン叩く!
次にフロントグリルを艶消し黒に、リアのコンビネーションランプ周りのパネルをボディ同色の白に塗り直し。
マスキングテープで養生してスプレーしてました。
その辺りの手法は約30年前と今とで殆ど変わってないんですね。
次に手を加えたのが"走り"
この上のグレードにGXってのが有りました。
一番の違いはツインキャブかシングルか、の違い。
所謂"SUツイン"ってヤツ。
解体屋でツインキャブを格安で買って来て自分で取り付け。
(A12のSUツインは丸っぽい円柱でL用は角張った円柱形だったと記憶してます)
大学の友人で車好きの奴がいて。
2、3人で交換。
でも一つだけ素人では出来ない作業が有りました。
いわゆるタイミング取り。
今じゃあ、コンピュータ制御ですが、当時は何かストロボみたいな光をカチカチ当てて燃焼タイミングを合わせるってヤツ。
友人の一人が農家の息子で、懇意にしている整備工場に持ち込んで格安で(ほぼ無料で)整備して貰いました。
と、同時にメーター類も交換。
GLはスピードメーターとその隣がデカイ時計でした。
これをタコメーターに交換。
コレでGXとほぼ同じに。(GXは5速、GLは4速)
シフトパターンはこんなんだったと思います。

5速のRの赤と位置が憧れでした。

当時は金は無いけど時間と根気とフットワークが有りました。
車の構造も簡単で、素人でもある程度は弄れました。
今の若者は車に興味が無い人が多いそうですが、当時はクルマと女と酒。
で、それを維持する為にバイトばかりしてました。
私、大学は一応理系でした。
4年になると卒論の実験ばかりでバイトが出来なくなり、遂に車を手放す事となりましたが、それまではクルマ命でした。
クルマ好きでツルんでたのは大体5人でした。
私のL14サニー、農家の息子のA12サニー、同じ学部の達磨セリカ、コンソルテ、カリーナ。
クルマ好きが夜な夜な集まり、酒を飲んでない時は・・・
『餃子、食いたくない?』って時は脊振山の峠越えで60㌔先の福岡の王将に行ったり。
『夜景見たくない?』って時は100㌔先の長崎の稲佐山へ行ったり。
あんまり勉強はしてなかったですね。
でも留年する事なく4年で卒業し、民間に就職した私以外は福岡や佐賀、熊本の県庁に勤めてます。

そう言えば全然話が変わりますが、私が社会人になって十数年後。
人事部に呼ばれ依頼された事が有りました。
新卒採用時の人事部面談の際にオブザーバーとして立ち会って欲しい、との事。
その後、フォローの意味で入社した新人さんの研修役もやりました。
今から考えると、コレって人事部への異動の私自身の試験だったのでしょうか?
その後、この役回りの声は一切掛からず人事部への異動なんて有りませんでした。
それどころか今じゃあ、リストラ要員として人事部から目を付けられてるんじゃないか?とビクついてます。
で、3人ひと組で人事のと面接に立ち会いました。
人事担当者が彼らに決まって質問する事。
「大学4年で得られた物は何ですか?」
15人程立ち会いましたが、その時の皆さんの回答。
・バイトを通じ仲間の大切さを学びました。
・ボランティアを通し社会貢献の大事さを知りました。
・旅行好きで沢山の人と知り合いました。
とかですね。
面接立ち会いが終わり感想を人事から求められた際に言った事。
『学生なのに誰一人、4年間必死で勉強した!とか、こんな研究に打ち込んだとか言う人はいませんね。』
そう!自分のやって来た事は大きな棚に上げといて。
私の人事部面接の時は『実験に明け暮れてました。鶉(ウズラ)を実験動物に使うんですが、一晩で1000羽採血の為に・・・。科学ってこう言った犠牲の元に成り立ってる事を痛感しましたし、命の大事さを認識しました』
よくもまあヌケヌケと!

このサニー、大阪への帰省にも使いましたし旅も。
貧乏旅だったので、リアのシートを倒すと荷室とがフルフラットになるので、ハッチバックを開けて即席ベットにして寝てました。

そんなサニーも2年程で後輩に格安で譲り(5、6万円)次のクルマを手に入れるのでありました。

『今宵は、ここらで、よかろかい』
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