及川 均 Logbook

フォトグラファー及川によるblogです。

大浦湾は・・・

2006年11月16日 | Gallery H
今日は名護市の大浦湾に潜ってきました。
普天間基地の移設先として検討されている海で、地元の方々が必死で守ろうとしている海でもあります。
幸運にもそんな海に潜るチャンスを得ることができました。

で、どんな感じだったかというと・・・

1本目、透明度はまずまずで大きな根が2つあるポイントでした。
水深は30mくらいまで落ち込んでいて、ハゼなども探せばいそうです。
根の上部はユビエダハマサンゴが群生していました。
特に目立った生物は発見できませんでしたが、FUNダイビングとして充分に楽しめるポイントだと思います。
また、水深25m前後のところに泡盛が沈めてあります。
今回ボートを出していただいた「じゅごんの里」で沈めているものだそで、もうすぐ10年目の泡盛があり、10年ものの古酒の完成です。
次にいつ潜れるかわからないので、このポイントでは主にワイドで風景を撮影してきました。

2本目は河口付近のポイントです。
もう「河口」というだけで、私はビビッと反応してしまいました。
水深は5m程度、透明度は7mくらいです。しかも水底は泥。
と、あまり良い環境とは思えない方もいるかとおもいますが、個人的には1本目よりも期待感充分でエントリー。
で、エントリー直後からサラサハタを発見。
成魚でしたけど・・・
さらに、浅いところにはユビエダハマサンゴが群生しています。
今日は目に付きませんでしたが、間違いなくニシキテグリがいるでしょう。
また、水底には泥系のハゼもたくさんいました。
私はイマイチ種類がわからず、しかも60mmレンズしか持っていなかったので、ほとんど撮ってません。
そして、もう一つの見どころとして、ハマクマノミのスーパーコロニーがあります。
小さめの根をタマイタダキイソギンチャクが覆い、無数のハマクマノミがついていました。
これを見た瞬間にボートに戻り、ワイドレンズも持ってきちゃいました。

エキジット前にはあまり見ないテンジクダイが群れていたので、バシバシ撮って帰ってから図鑑で調べたらイトヒキテンジクダイでした。
ちなみに、珍しいとは書いてありませんでした。(でも、今まで見たことないような気がしますが・・・)

と、初めての大浦湾ですが、個人的には非常に楽しかったです。
今回はボートを出してもらえたのですが、なんとかビーチエントリーできないかと検討中です。
特に、2本目のポイントは頑張ればなんとかビーチから行けそうです。

そしたら、冬のポイントがまた一つ増えますね。