コンデジでもボケを活かした写真が撮りたいという方がいるかと思いますが、ここ数日でコンデジ、デジイチで似たような構図の写真が撮れたので比較してみましょう。
コンデジにて
焦点距離(レンズ):22.5mm+INONマクロレンズ×2
絞り:F4.9
デジイチにて
焦点距離(レンズ):85mm
絞り:F8
注:写真はレタッチ・トリミングをしていません。縦横比(アスペクト比)が異なるのはカメラの違いです。
まず、2枚の写真を比較して、ボケの違いがわかるかどうか・・・
当然構図が違うので完全な比較はできませんが、ウミウシの青いラインを比較するとどっちがボケているかわかるでしょう。
一般的にボケた写真は「絞りを明ける(数値を小さく)すればいい」と思われがちですが、実はそれだけではありません。
他の要因として、「焦点距離の長いレンズを使って」、「撮影距離を短くする」ことで、さらにボケが大きくなります。
絞りだけ見るとコンデジはF4.9、デジイチでF8とコンデジの方がボケるように思われるのですが、焦点距離はコンデジは22.5mm、デジイチは85mmとなっており、ボケる要素としては焦点距離の方が大きいのではないでしょうか?
ちなみに、撮影距離は記憶でしかありませんが、コンデジの方が(マクロレンズ2枚つけているので)全然近いです。
今回はボケ「だけ」を比較しておりますが、上の2枚の写真を見て、コンデジのボケでも十分満足できると思える人であれば、コンデジのままの撮影でも納得のできる写真が撮れるハズですので、あえて高価な一眼レフにする必要はないでしょう。
まあ、この写真の難易度で言うと、私的には断然デジイチの方が簡単に撮影をしています(コンデジではかなり時間をかけて撮っています)けどね。
コンデジでワイドもマクロも撮れる装備で撮るか、デジイチで渾身の1枚を撮るか、フォト派ダイバーには永遠のテーマですかねぇ。
私はどっちかを否定するつもりは全くありません。
自分のダイビングスタイルに合わせて、楽しめりゃいいんですよ。