先日、
マンタを見た時のこと。
偶然のラッキーな出会いでしたが、この時のカメラはD300に85mmマクロレンズ仕様。
「証拠写真だけでも」と思って撮ったのが
ブログの写真です。
実はD300は電気接続でストロボをつないでいますが、このことが幸いしています。
というのも、最近のデジイチは光接続がほとんどでハウジングの中でカメラボディのストロボをホップアップしています。
ハウジングの種類によってはハウジング内でストロボの上げ下げをできる機種もあるようですが、ほとんどは「上げっぱなし」になるハズです。
しかし、今回のような状況で「証拠写真」でもいいから撮影したい場合、マクロレンズなので当然かなり下がって全身を入れたくなりますが、そうするとストロボを発光させても届きません。
なので、絞り優先オートで自然光で撮るのが(私の考えられる)ベストな方法なのですが、実はストロボがホップアップされているとカメラはストロボ使用を前提でシャッタスピードを決めることになります。
つまり、シャッタースピードの上限がX接点でロックされ、露出もストロボ光を加味した(ストロボ光と自然光のミックスで適正露出になるような)シャッタスピードになりますが、ストロボ光はハウジングから漏れないので自動的にアンダーな写真になってしまうハズです。(外部ストロボを光らせても届かないし・・・)
ここが光接続の弱点で、私が光接続を嫌う要因の一つでもあるのですが、たまたま今回は電気接続しかできないD300を持っていたので助かりました。
もし光接続のD7000を持っていたら残念な結果になっていたかもしれません。
ちなみにD300のような電気接続の場合、外部ストロボをOFFにすればカメラ側はストロボを使用しないことを認識するため、絞り優先に切り替えてもシャッタスピードに制限がかからなくなります。
なので、超浅場などで自然光のワイド写真を撮る時には(絞り優先オートにも切り替えられる)電気接続の方が何かと便利でいいと思っているのですが、なぜほぼ全てのハウジングが光接続ばかりなのでしょうか・・・
・・・てなことを先日mixiの日記で書いたのですが、実はそれ以前にD7000電気接続化計画を進めておりました。
ちょっと前にやっとSEA&SEAから電気接続キットが発売されて、既に購入済みだったのです。
そういうワケで、早速電気接続化を行ないました。
改造前。
で、このような改造パーツを購入して、ソケットを自分で交換。
すると、今まで使っていた馴染みのある接続方法になります。
でも、ハウジングのオデコ部分は当然ながら出たまま(ストロボホップアップ前提)で、ちょっとカッチョ悪い・・・
これで中に入れるカメラのストロボはホップアップしなくていいので、水中で絞り優先オートも使えます。
とはいっても、マクロレンズを持って潜るポイントでそうそうマンタに出会うワケがないのですが、ワイドレンズの時にはかなり守備範囲が広くなるのではないでしょうか?
ちなみに、このことでもちろんストロボのケーブルも・・・
光ファイバーから、
電気ケーブルに変わります。
この仕様にしてからはまだ潜ってないので、使い勝手は未知数(といっても、今までと同じに戻るだけ)ですが、なにより自分でソケットを交換しているので水没が心配です・・・
どうか水没しませんように!