及川 均 Logbook

フォトグラファー及川によるblogです。

サバヒー?

2013年07月03日 | 生物豆知識
本日阿波連ビーチにて体長1mくらいの魚が数十匹群れていました。




サバヒーではないかと思います。

簡単に歩いて入れるビーチに、こんなに大きな魚の群れがいるんですな。

渡嘉敷島恐るべし。




タコの食事

2013年06月27日 | 生物豆知識
本日のダイビング

トウアカクマノミに到着した時、すぐ横に大きめのタコがいました。




よくよく見ると、クマノミの卵を食べているのでは?
(一昨日のダイビング時には卵があるのを確認してあります)

クマノミも攻撃的でしたが、タコにビビっているのか、本格的な攻撃はしていませんでした。

そして、やっぱりタコが去った後には卵はほとんどなくなっていました。

タコって魚の卵も食べるんですね。

甲殻類などを食べるのかと思ってました。

それにしても、この大きな体じゃ腹の足しにもならないのではないかしら?






本当

2013年03月31日 | 生物豆知識
本日、今にも飛び立ちそうなムラサキウミコチョウを観察。




期待通りこのあと飛び立ちました。


が、その直後にクロスズメダイがやってきてパクリ!


と思ったら、すぐに吐き出しました。


ウミウシは毒があるから補食されないとは聞いていたけど本当なんですな。


・・・にしても、魚はあんなに一瞬で毒のある生物であることがわかるのだろうか?




海の危険生物

2012年11月14日 | 生物豆知識
今日の講習は、水中で危険な生物を探してインタープリテーション的にガイドするというもの。


ところが、普段はあんなにやられまくっているイラモが今日に限って全然見つからない。

もちろん他の危険生物も見つからず・・・

結局かろうじてガヤを紹介したのですが、普段は探さなくてもしょっちゅう目につくのに、いざ探そうとすると全然見つからないのはナゼだろう。

そして普段は探そうとしてもなかなか見つからないウミウシが結構目についたりして・・・

と、感じているのは私だけじゃなく他のガイドさんたちも同じだったようで、海の七不思議の一つに数えてもいいのかもしれないぞ。


写真は最後に先生がみつけれくれたイラモ。




しかも、触り方によっては問題ないということも教えてもらった。




お腹が・・・

2012年09月24日 | 生物豆知識
今日は書く事がないので、かなり以前に真栄田岬で撮ったミツボシクロスズメダイを。




なぜかお腹がパンパン。

何かを食べたのか、病気なのか・・・


しかも次の日にはいなかった。


消化したのか、病気が治ったのか、それとも死んだのか・・・


海の中はわからないことだらけですな。




丸まる条件

2012年08月23日 | 生物豆知識
本日2本目、砂辺のセンジュイソギンチャクがいい感じに丸まっていました。



どういう条件でセンジュイソギンチャクが丸まるのかイマイチわかりませんが、特に砂辺では過去にもあまり見た記憶がありません。



で、今日の条件でずっと丸まっているのか確かめたくて3本目も行ってみたのですが・・・




いつも通りでした。(この間2時間程度しか経過していません)


2本目に丸まっていたのはただタイミングが良かっただけみたいです。




それにしてもどういう条件で丸まるのでしょうか?








バイブ糸電話

2012年07月28日 | 生物豆知識
今日は共生ハゼの話。

テッポウエビの仲間と一緒に棲むハゼが何種類かいます。

ヤシャハゼ、ヒレナガネジリンボウ、ホタテツノハゼ、ダテハゼの仲間・・・


彼らは「共生」と言われるだけあって、お互いに協力しあって生活していると言われています。


テッポウエビの仲間はブルドーザーのように砂を押しやって素穴を作ったり壊れた箇所を補修したりする係、ハゼの方はテッポウエビが作業中に外敵に食べられないように、エビよりも高い位置から見張り役です。


で、外敵が近づいて来た時にどうやってエビに危険を知らせるかというと、実はエビのヒゲがハゼの体に触れていて、ハゼが危険を察知したら体をブルブルと振るわせてヒゲを通してエビに知らせます。

そうすることで、ハゼよりも先にエビの方が素穴に逃げ込めます。

と、言われていますが、実際にゆっくり観察しているとホントにその様子を見る事ができます。

こんな感じ↓




でも、ハゼも調子に乗ってエビのヒゲが届かないところまでエサを求めてホバリングすることもあるのですが、その時はエビもハゼを無視してせっせと作業をしております。

なかなか面白い関係ですが、こんな生態をじっくりとウォッチングするのもダイビングの楽しみですよね。


ところで、ハゼにもエビにもいくつか種類があるのですが、なぜか組み合わせが決まっているのも面白いですし、始めはどのようにして出会うのかというのも考えだすと興味が尽きませんね。