ひとみの目!

元神戸市会議員・社会保険労務士・行政書士
人見誠のブログです。

淡河町民運動会

2015-11-29 22:47:56 | 日記
今日は淡河町民運動会へ行きました。

4年ぶりの開催とのこと。

少し肌寒かったですが天気に恵まれ、みなさん元気に参加されていました!


アスコザパークTANBA

2015-11-25 23:08:26 | 日記
今日、丹波市にあるサッカースポーツ総合施設「アスコザパークTANBA」を見に行きました。

天然芝に限りなく近い人工芝グラウンド3面あり、全272名まで収容可能な宿泊施設も完備されています。

女子サッカー「INAC神戸レオネッサ」関連の練習などで使われているだけでなく、一般利用の練習や合宿などもできます。

年間5万人が利用し、そのほとんどは京阪神からだそうです。

また、多くの人が宿泊し、周辺を含めた経済効果(飲食店やお土産屋の売り上げなど)は5億円以上になるのではないか、とのこと。

神戸でも同様なものが作れないか、というお話もありました。

六甲アイランドに女子サッカーの練習場「神戸レディースフットボールセンター」がありますが、宿泊施設はありません。

神戸を女子サッカーのメッカにしたい、してほしい、という声もあります。

神戸にとって、女子サッカーにとって、何をすることがいいのか、考えるきっかけにしたいと思います。

*参考:アスコザパークTANBA ホームページ http://asco-tanba.jp/
    
    神戸レディースフットボールセンター ホームページ https://www.kobe-spokyo.jp/klfc/


茅葺き民家「内田家住宅」

2015-11-24 23:04:05 | 日記
11月21日に、鈴蘭台西町にある茅葺き民家「内田家住宅」で修理現場見学会があり、見に行ってきました。



茅をキツすぎず緩すぎないように縄で縛って次々と積み重ねていきます。

まさに職人技!



茅葺き民家は夏は涼しく冬は暖か、古い茅は肥料になるそうで、まさに究極のエコ住宅です!

昔は近くで取れた茅を使って維持管理をしていましたが、今は近くで取れず遠方から運んでくることなどからコスト高になり、北区西区に多く残る茅葺き民家はだんだんと減ってきています。

ヨーロッパでは、茅葺の新築の建物もあるそうです。

茅葺き民家も大切な神戸・北区の文化ですから、しっかりと残していきたいですね!

*参考:神戸市北区 ホームページより http://www.city.kobe.lg.jp/ward/kuyakusho/kita/shoukai/kayamachi.html






未来の宝架け橋プロジェクト

2015-11-23 23:52:01 | 日記
宮城の子どもたちを兵庫に招き兵庫の子どもたちと交流する「未来の宝架け橋プロジェクト」!

親しくしていただいているNPO法人日本福祉美容協会主催で毎年行われています。

11月19日に、塩釜市の佐藤昭市長(写真真ん中)が、プロジェクトの協力のお礼に神戸市役所に来られましたので、そのNPO法人代表の西山博資さんと同席させていただきました。

私も2012年にこのプロジェクトが始まった時から、少しお手伝いをさせていただいています。

震災を受けた地の子ども達同士、交流を深め「夢と希望と絆」をもっと育むことができるよう、これからも応援していきます!



*参考:NPO法人日本福祉美容協会 ホームページ http://npo-biyou.info/



和田山糸井バスツアー

2015-11-22 23:38:28 | 日記
11月15日に、西鈴街おこし連合会主催のバスツアーで和田山糸井へ行ってきました!

糸井の方との交流ウォーキングでは、探し物があるときにお参りすると探し物が見つかるという「コサカデ地蔵」等を巡りました。





お祭りでは、糸井の方と一緒に三輪車レースやビンゴゲーム等を楽しみました。



西鈴と糸井の方々とは、お互いにイベント訪問するなどされています。

このような地域間の交流がもっと進んで、お互いに地域を盛り上げることができればと思います!

それにしても、筋肉痛~!

*参考:糸井地域自治協議会 ホームページ http://itoijichi.web.fc2.com/


フランス視察~全体を通して~

2015-11-21 23:06:28 | 日記
その後、港湾地域の再開発地区に移動し、以前はドックや倉庫などであったところが、新しく商業施設などに変わっているのを見せていただきました。




ドックの建物をそのまま活用して、レストランなどに。


こちらもドックを改装したショッピングモール「テラス・デュ・ポート」。
港を眺めながら、くつろいだり、飲食ができるようになっている。


今回のフランス視察全体を通して、
①パリ、リヨン、マルセイユの各地で今後経済ミッションを含めた神戸との交流を拡大するために重要な方々とお会いすることができ、つながりをもつことができた、
②フランス人関係者の中国への関心の高さとそのことに対する日本人関係者の危機感を感じた、
③神戸市の施策に参考になるお話をたくさんお聴きできた、
といえると思います。

パリのモンマルトル協会・マルセイユ市の方々には特に熱烈に私たちの訪問を歓迎していただき神戸との交流をさらに拡大していきたいという思いを、リヨンのバイオビオポールは、昨年神戸市長がリヨンを訪問した際にはお会いすることはできなかったが、神戸の医療産業に大きな関心をもっておりぜひ連携していきたいという思いを聞かせていただきました。

在リヨン領事事務所の小林龍一郎所長、在マルセイユ総領事館の池崎保総領事にもお会いでき、お二方とも神戸とリヨン・マルセイユの交流拡大への協力の意向と具体的なご提案をお聞かせいただきました。

各視察先でフランス関係者からは市場の大きさ等から中国への関心が高いことを聞かされていた中、お二人とも日本の売り込みと地位向上に情熱をもって取り組んでおられ、広い人脈と行動力をお持ちであり、心強く感じました。

今回の訪問でフランス人関係者・日本人関係者ともに神戸との交流拡大への思いを共有できたことから、市長をはじめ担当部局にはこれらの方々との連携を強化し、具体的な成果の実現に取り組んでいただきたいと思います。

また、リヨンとマルセイユでそれぞれ再開発の取組みについてお伺いしました。

日本との法律の違いや取り巻く環境の違いはあるが、どちらも建物の新築だけでなく既存建物のリノベーションやWWFとの連携による快適空間の創出、スマートシティの取組み、海水を活用したヒートポンプによるエネルギーの活用など環境対策とリンクさせて取り組んでいました。

その環境対策は、建物の壁面にデザイン性のあるパネルを設置するなど、意図したものではないかもしれないがデザイン性の向上にも寄与するものとなっていました。

手法も、高速道路の地下化を一部分だけ行ったり、カバーをかけて橋やテラスにするなど様々あることを聞かせていただきました。

神戸の都心部の再整備やオールドタウンの活性化策を進めていくにあたっては、環境対策やデザインの観点を盛り込み、柔軟な発想で手法を検討できるよう議会の中でも提案していきたいと思います。

たいへん収穫の多い視察となりましたが、これを基にさらに具体的な成果に結びつけることができるよう行政とも連携しながら取り組んでいきたいと思います。

フランス視察~ユーロ・メディテラネ都市開発計画~

2015-11-20 23:33:54 | 日記
11月6日はまず、ユーロ・メディテラネ都市開発公社の都市開発・国際計画担当ディレクターから「ユーロ・メディテラネ都市開発計画」についてお話をお伺いしました。

ユーロメディテラネとは、マルセイユを地中海文化圏の中心に位置づけ、地中海の南北間の交流促進と経済・社会・文化開発を目的とする欧州最大の都市開発計画と呼ばれるプロジェクト。

マルセイユは、パリの約2倍の240㎢を有し海と丘に囲まれており、港を中心に発展してきた。

旧港は2500年以上も利用されており、19世紀の産業革命以後拡張され、それに伴い街も拡大してきた。

10㎢にわたって工場等が建設され、1930年代は世界第3位の港となり、当時はマルセイユを経由して世界に出ており、横浜への直行便もあった。

しかし、1950年代以降、ハンブルクやバルセロナと同様に不況となり、港は荒地になった。

そこで、1980年代以降、都市再開発で街の活性化をとりもどす取り組みが行われてきた。

再開発は国家政策として行なわれており、1995年に国が公式にユーロ・メディテラネを設置し、事業主体となった。

国や地方公共団体の資金で、電力会社や鉄道会社などが所有していた土地を購入し、地区ごとに学校やオフィス等の割り当てなどを計画し、入札をして売却する。

港湾地区を中心とする市内ビジネスインフラ整備、欧州地中海文明博物館(MUSEM)や地中海地域センター等の文化施設の建設、豪華客船を含む観光システムの整備など、各種計画が進行中。

購入時は荒地なので安価で購入でき、売却利益は維持管理費に充てる。

街の中心部の再開発なので無駄に土地が使われないように、いろいろな施設が有機的に結合している必要がある。

状況把握、規模、交渉の3つが再開発のポイント。

住居用地として売却する場合、25%は低所得者層に割り当てる必要があるため、例えば同じアパートの高層部分は高所得者向けに、低層部分は低所得者向けにさせたり、学校事業等の街の事業に参画させるなど、民間の活動をしっかり管理しなければならない。

安価で購入し高価で売却しているといっても、他の地域よりは安価で売却するので企業にもメリットがあり、売却時に条件をつけることもできる。

フランスの法律では、土地はまず町に権利があり、土地を売る場合まず町に買う権利があり、公的機関が公的有用性という権利を発動して交渉する場合、土地所有者は交渉自体を断ることができないことになっている。

公的機関が土地を売却した後は、購入者に再開発税を課税し、それを維持管理費に充てる。

双方にメリットがあり、系統だったシステムが必要。

ディベロッパーへの売却にあたっては、町の計画に沿うかどうかを判断し、売却後は税を課税するなどして維持管理費用を賄える方法を考えるべき。

約200万㎡のエリアで海水を使ったヒートポンプ式の冷暖房を試験的に導入しており、昼間はオフィスに夜間は住居に供給し、30%の省エネ効果が出ている。

また、再開発の際は高速道路が街と港を分断していたので、一部地下化を行った。

1.2㎞の距離で15,000万ユーロかかったが、公共施設ができたりして活性化に大きく寄与している。

地下化が難しければ、高速道路の上にカバーをかけてテラスや橋にし、低層部分はショッピングセンターのような窓があまり必要のない施設にするなど、掘るだけではなく手法はいろいろある。

いずれにしても、土地を売るのではなく、計画を売るのであって、民間ディベロッパーに好きにさせないようにすることが大事である。

1995年にマルセイユ市長に当選した、ジャン・クロード・ゴーダン市長が、4期連続当選し(1期6年)24年間ゴーダン市長が、国、県との調整役となって事業推進をリードしてきた。

市長は、国会議員でもあり、国会の副議長も兼務している。

そのような強力なリーダーシップによって再開発事業が20年間途切れることなく推進され、今では旧ドックが巨大なショッピング街に変身し、港周辺にはミュージアムやレストランなどが建設され、人が行き交う新しいストリートができている、

といったお話でした。


土地所有者は公共機関との売却交渉を断れないという法律があり、日本との違いを感じました。

しかし、民間ディベロッパーには計画の趣旨にあう開発等をしてもらうべきと強調されており、神戸都心部の再整備やオールドタウンの活性化の際には神戸でもあてはまる話だと思います。

また、高速道路が街と港を分断している状況は神戸も同じですが、地下化などで往来しやすくすべきとも強調されていましたし、手法はいろいろあると言われていたのが印象的でした。

固定観念にとらわれず、もっとアイデアを出して神戸都心部の再整備を行っていくべきであり、非常に参考になるお話を聞かせていただきました。




フランス視察~マルセイユ市港湾局~

2015-11-19 22:54:51 | 日記
次に、マルセイユ港の取り組みについて、マルセイユ市港湾局の対外担当課長に、マルセイユ港を案内していただきながらお話をお伺いしました。

マルセイユの港湾は、旧港のマルセイユ港と新港のフォス港の2つがある。

クルーズ船やフェリーなど乗船客を乗せたり、地中海内で荷物等の搬出入をするのがマルセイユ港、全世界を相手に貿易をするのがフォス港、と機能が分かれている。

マルセイユ港には、10種類の船のタイプにあわせた修理工場や、近くに砂糖工場、アルミの倉庫、セメントの倉庫などがある。

高速道路・鉄道・川・パイプラインがあり、物資の運搬がしやすくなっている。

この10年でクルージング産業が発展してきており、フェリーとクルーズで260万人/年の利用客がある。

クルージングセンターを2003年に整備し、当初は港湾局が直接管理していたが、2009年に企業誘致して、ユスタMSCクルーズ社が管理運営している。

フェリー・クルーズの料金は、リーズナブルなものが多い。

マルセイユ港には、7つのクルーズ船を同時に入港させることができ、コンテナ・フェリー・クルーズで、約8,000隻/年が入港している。

マルセイユ港でのコンテナの取り扱いは約20万TEU/年で、フォス港で約100万TEU/年を取り扱っている。

マルセイユ港はクルーズ船、客船を入港させるだけでなく、すぐ近くに修理できるところがあるのが珍しい。

2008年の改革で港湾設備も運営会社に譲渡し、港湾局の役割は管理中心になった。

その時に、コンテナを扱うオペレーターなどは民間会社に移って、港湾局の職員数は1,500人から1,000人になった。

フォス港は、ヨーロッパ有数の大きい港で、大型コンテナ船などが入港できるようになっているが、クルーズ船やフェリーの乗り場はない、

といったお話でした。

フォス港は見ることができず残念だったが、マルセイユ港はフェリーとクルーズが増えてきているとお話があった通り、当日もたくさんのフェリーとクルーズが停泊していました。

それらのフェリーとクルーズも多くは地中海沿岸の港と行き来しているものが多く、マルセイユ港は地中海を意識した取り組みになっています。

そのため神戸港と同様にはいえませんが、何を、どこをターゲットにして、施設や体制を整備していくか、参考になる点は多くあるのではないかと感じました。



フランス視察~マルセイユ市役所表敬訪問~

2015-11-18 23:23:01 | 日記
11月5日は、マルセイユへ移動し、まずマルセイユ市役所を表敬訪問し、ジャン・ロアタ国際担当助役などにお会いしました。

在マルセイユ総領事館の池崎保総領事にも同席いただきました。

助役からは、

来年はマルセイユと神戸が姉妹都市になり55周年を迎えるが、神戸で大きなイベントを企画して国際関係課長と訪問し、経済的・人間的関係を築きたい。

マルセイユ市は人口86万人で、選挙は8つの区に分かれて行われ、その中で代議士が選ばれ、その代議士の中から市長が選ばれる。

マルセイユ市のゴダン市長は現在4期目だが、国会議員でもあり国会副議長も務めている。

市長は、国際発展戦略に力を入れており、日本との発展もその中に入っている。

観光・クルーズ・デザイン・医療など成功するための手段すべてをマルセイユは持っている。

協力・友好関係をぜひ持ちたい、

といったお話がありました。

ロアタ助役などマルセイユ市の方々は、私たちの訪問をとても歓迎していただいきました。

助役は「人間的関係を築きたい。」と何度も力説されていたのが印象的でした。

来年の姉妹都市締結55周年を機に、マルセイユの方々ともっと人間的関係を深めることができるようにしたい、と思いを新たにしました。


ロアタ助役と


フランス視察~東芝のリヨン・コンフュランスにおけるスマートシティ事業~

2015-11-17 22:54:25 | 日記
さらに、近くの「東芝」の事務所で リヨン・コンフュランスにおけるスマートシティ事業の取り組みの現状と課題などについてお話をお伺いしました。

リヨン・コンフュランスの地域は、昔は沼地だったところで、今は埋立地になっている。

リヨン・スマート・コミュニティ事業は、2008年にリヨン関係者が訪日して話が進み、2011年にグランリヨンとNEDOの間で協定が締結され、2012年から東芝を中心に順次スタートしている。

この事業のタスクは、
①新設ビルのPEB化、
②スマート交通システム、
③既設住宅のスマート化、
④CMS
の4つから構成されて、2011年から2016年の期間で行なわれている。

EU環境政策20-20-20(①1990年レベルに比べ、EUの温室ガスの排出を20%削減、②再生可能エネルギーから創出されるEUエネルギー消費の割合を20%に増大、③EUにおけるエネルギー効率を20%改善)やフランスの環境政策のグルネル法を踏まえた上で、
①この地域にスマートコミュニティのモデルを作る、
②日本の優れた技術の紹介・導入を図る、
③スマートコミュニティに必要なものを理解する、
ことを目的にしている。

東芝が全体を企画・管理し、多数の日系企業が協力している。

「新設ビルのPEB化」では、複合ビルの「HIKARI」を建設し、センサーで部屋にいる人数や何をしているかを把握しライトや空調を調整したり、菜種油を使ったCGSを導入したり、入居者にタブレットを配って消費電力を可視化するなど創エネ・蓄エネ・省エネ・エネルギー管理の実証実験を行なっている。

「スマート交通システム」は、PVをエネルギー源とするEVシェアシステムによるゼロエミッション交通の確立と交通渋滞・駐車場不足の解決を図るため、三菱自動車製とプジョーシトロエン製の電気自動車を6箇所に計36台と普通充電と急速充電のスタンドを設置してカーシェアリングを行なっている。

利用登録者は約180人で、ほとんどが個人。登録してネットで予約し、使った分だけ利用料を払うが、30分で4ユーロ程度。

借りたところと同じところに返さないといけないのが長所でもあり短所でもある。

μEMSで発電を管理している。

「既設住宅のスマート化」は、築80年の公営住宅7棟を住宅公社(グランリヨンハビタット)が改修し、全275世帯中200世帯以上にタブレットによる消費エネルギーの見える化(ConsoTab)に参加してもらっている。

電気・ガス・水道の使用量が見え、電気は家電ごとにも見れるようになっており、アドバイスも多く出して省エネに繋げている。

「CMS」は、①~③のタスクのデータをとりまとめて、分析などを行なっている。

リヨンのプロジェクトはステップであり、NEDOや協力企業等と課題を乗り越え、これらの4つのタスクを柱に快適なまち暮らしを実現したい、

といったお話でした。

リヨン・スマート・コミュニティの具体的な取り組みをお聞きしました。NEDOの実証実験で、NEDOなどからの出資により実施されていますが、交通システムや消費エネルギーの見える化など市民に具体的でわかりやすく、成果が実感できる取り組みが行われています。

神戸市においても環境モデル都市や「神戸スマート都市計画」によるスマート都市実現といった取り組みにおいても、リヨンの事例を参考にすべきところが多くあると思います。