最後に、「LRD」を訪問し、お話をお伺いしました。
LRDは、1972年にルーバン大学内に設立された、技術・知識の移転を支援する機関で、欧州内で2番目に設立され、現在欧州最大の機関となっている。
知的資材の保護や活用、小規模スピンオフ企業の支援、アントレプレナーシップの調査・活用などを行っている。
成果物としては、サムソナイトのスーツケース、コフィアの補聴器、ギリアドのエイズ治療薬などがある。
2012年の共同研究収入は1億3千万ユーロで、金融危機の影響を受けずに右肩上がりになっている。
それは金融危機の際、調査研究は外注になり、超学際的な解決ができるルーベンに調査研究依頼が来た。
研究調査の促進するため、収益の8.5%をLRDが、もう8.5%を大学が受け取り、残りは教授が受け取ることができるようにしたり、自由に研究できる環境は保証しながら年限に制限をもたせる、といったルールを決めている。
また、パテント処理など知的所有権の専門部署があり、周辺に大学・大学病院・IMFCなどがあることもあって、パテント数が多くなっており、ルーベンの強みになっている。
さらには、1998年からスピンオフ企業のサポートのためのファンドを大学が持ち、それによりプライベート融資が増え、事例が増えている、
といったお話でした。
実用化を促進する仕組みが大学等と連携して確立されており、進んでいると感じました。
法制度の違いや文化の違い等はあるにせよ、神戸においてもインキュベーション施設や医療機器等事業化促進プラットフォーム等だけでなく、実用化に向けたさまざまな窓口となり支援をしていく組織を作っていく必要があるのではないでしょうか。
LRDは、1972年にルーバン大学内に設立された、技術・知識の移転を支援する機関で、欧州内で2番目に設立され、現在欧州最大の機関となっている。
知的資材の保護や活用、小規模スピンオフ企業の支援、アントレプレナーシップの調査・活用などを行っている。
成果物としては、サムソナイトのスーツケース、コフィアの補聴器、ギリアドのエイズ治療薬などがある。
2012年の共同研究収入は1億3千万ユーロで、金融危機の影響を受けずに右肩上がりになっている。
それは金融危機の際、調査研究は外注になり、超学際的な解決ができるルーベンに調査研究依頼が来た。
研究調査の促進するため、収益の8.5%をLRDが、もう8.5%を大学が受け取り、残りは教授が受け取ることができるようにしたり、自由に研究できる環境は保証しながら年限に制限をもたせる、といったルールを決めている。
また、パテント処理など知的所有権の専門部署があり、周辺に大学・大学病院・IMFCなどがあることもあって、パテント数が多くなっており、ルーベンの強みになっている。
さらには、1998年からスピンオフ企業のサポートのためのファンドを大学が持ち、それによりプライベート融資が増え、事例が増えている、
といったお話でした。
実用化を促進する仕組みが大学等と連携して確立されており、進んでいると感じました。
法制度の違いや文化の違い等はあるにせよ、神戸においてもインキュベーション施設や医療機器等事業化促進プラットフォーム等だけでなく、実用化に向けたさまざまな窓口となり支援をしていく組織を作っていく必要があるのではないでしょうか。