ひとみの目!

元神戸市会議員・社会保険労務士・行政書士
人見誠のブログです。

インダストリー4.0神戸プロジェクト

2016-03-31 20:40:15 | 日記
「インダストリー4.0」とは、ドイツの戦略的プロジェクトで、国内の工場をつなげて設備や人員等を補完し合うことで生産性を高めるなど、国全体の国際競争力を強化しようとするものです。

神戸市でも今年度から、IoT(モノのデジタル化・インターネット化)の技術を活用して複数の中小企業を結び、 設備・人員等の相互活用やサプライチェーン(部品製造など一貫生産体制)の最適管理などにより競争力の強化をはかる「つながる工場」の実現に向けた取り組み「インダストリー4.0神戸プロジェクト」が始まります。

まずは、IoT導入のモデルとして、複数企業により航空機部品の一貫生産を行うための生産管理システムの開発の支援が行われます。
 
予算特別委員会の総括質疑でも質問しましたが、インダストリー4.0やIoTという技術がこれからの製造業や中小企業のあり方を大きく変えるような新しい取り組みになると思います。

この分野で本格的に研究・試行している大手企業や神戸市内のIT企業などと連携し、様々な工場や中小企業に広げていけるよう、議会でも取り組んでいきたいと思います。

青少年科学館のリニューアル内覧会

2016-03-25 22:52:24 | 日記
昨日は青少年科学館のリニューアル内覧会へ行ってきました。

神戸の科学と技術やiPS等の生命の科学が楽しく学べて、とてもおもしろかったです。

プラネタリウムシアターは延期になりましたが、展示室は明日3月26日からリニューアルオープンです。

みなさんも是非行ってみてください!

*参考:バンドー神戸青少年科学館 ホームページ http://kobe-kagakukan.com/






総括質疑 質問・答弁の要旨

2016-03-22 23:14:40 | 日記
3月14日の予算特別委員会の総括質疑での質問と答弁の主な内容は以下の通りです。

1.シティプロモーションと観光施策について

Q:今年から来年にかけて、保健大臣会合の開催や神戸港開港150周年、神戸を舞台としたNHK連続テレビ小説の放映など、国内外に神戸の魅力を発信するチャンス。イベント等を一体的に広報するなど戦略的に情報発信すべきでは?

A:関係部局が情報を共有し連携できる体制を整え、民間事業者や市民とともに情報発信するという姿勢で取り組む。

Q:開港150年イベント等は、神戸ならではのライフスタイルの魅力を知ってもらえる機会でもある。例えば「食都神戸」のイベントを実施するなど、「食都神戸」との連携を強化していくべきでは?

A:評価が高かった「ファーマーズマーケット」を30回東遊園地で開催するとともに、開港150年イベントでは、神戸産の食材を使い「食都神戸」のPRを行うことにも力を入れていく。

Q:来年秋にアートイベント「(仮称)神戸開港150年記念アートプロジェクト」を企画しているが、この他にも「ジャズの街神戸発信事業」や「神戸国際フルート音楽祭」等と連携できないか?

A:一年を通して市民が音楽やアートに触れられる機会を増やし、神戸文化創生都市づくりを進めていきたい。

Q:全市統一のルールによる案内サインの再整備を早急に進めるべきでは?

A:案内サインはデザインが統一されておらず、全体として効率的な配置になっていない。現在、基準づくりを進めている。まずは来年度に120基を改修したい。

2.スタートアップ事業について

Q:大学のビジネススクールを活用したスタートアップ支援プログラムを実践するなど、市内の大学と連携し、学生がよりスタートアップに挑戦できる仕組みづくりが必要では?

A:スタートアップ育成支援ではビジネススクールや大学との連携を重視しており、関西学院大学のビジネススクールである専門職大学院経営戦略研究科の教授に人脈・ノウハウを活かしたアクセラレーションプログラムを統括していただいている。
また、シリコンバレーに若手IT人材を派遣するプログラムで参加者募集の際に神戸大学・兵庫県立大学・関西国際大学などの教授に学生への周知、優秀な学生の推薦をしていただいた。
さらに、国内外で活躍する起業家を市内学校に派遣して交流を行うキャリア教育起業家派遣プログラムを神戸大学で実施した。
引き続き市内をはじめとする大学との連携を重視し、学生が挑戦しやすい仕組みづくりを考えていきたい。

Q:さらに国内外から優秀な人材を多く神戸に集めるためには、ビジネスプランの発表会であるデモデイを定期的に開催し、関東圏の大学やアジア等の世界各地の大学からも参加をしてもらい、優秀なプレゼンテーションを行った学生の神戸での起業を支援するなど、神戸市にある大学以外の国内外の大学との連携が必要だと考えるが?

A:デモデイはスタートアップオフィスにおける重点支援プログラムの一つであり、プログラム終了の後に毎期開催する。
加えて、シリコンバレーでアクセラレーションプログラムの提供を行っている世界トップレベルのアクセラレータによるプログラムを神戸で実施することになっている。
これは国内だけでなく海外からも大学生を含めた優秀な若者が神戸に集う機会になる。
この取り組みを通じで一層注目されることで、さらに国内外のスタートアップや投資家等を神戸にひきつけ、人の流れを生み出すことにつなげたい。
そういった取り組みの中で世界の大学との連携についても考えていきたい。

3.医療産業都市について

Q:さらに医療産業都市が発展し市民福祉を向上させるためには、日本人の三大疾病である「がん・心筋梗塞・脳卒中」などを中心にさらなる高度専門病院群の集積をはかるべきでは?

A:医療産業都市では、様々な分野で新しい医療技術の実用化に取り組んでいるところであり、さらなる病院の集積が必要である。
神戸医療産業都市推進協議会で検討を行っている「神戸健康科学(ライフサイエンス)振興ビジョン」の改訂案において、大学病院やナショナルセンターの誘致が盛り込まれる予定であり、これらの誘致に取り組み、メディカルクラスターの一層の充実を図っていきたい。

4.次代の基幹産業の育成・支援について

Q:航空機産業への参入促進のためインダストリー4.0神戸プロジェクトとして、IoTを活用したつながる工場のモデル実施に取り組むとのことだが、重要業績評価指標KPIを達成するために、どのような施策を展開するのか?

A:神戸地域には業種や取引先の景況により企業経営を業績に左右される中小製造業が集積しており、「つながる工場」を実現し、複数企業間の設備や人員などの相互活用やサプライチェーンの最適化を図ることは、生産性の向上やコスト削減・人手不足といった課題に資すると考えられるため、神戸においてもIoTの活用は有意義だ。
そこで2つの取組みを進める。
1点目は、神戸の製造業におけるIT・IoTの活用実態も踏まえながら、「つながる工場」を実現するため、①IoTの導入によってもたらされる具体的な効果、②複数企業の工場をつなげるための設備やソフトウェア、③IoTを有効に活用する上で必要な人材や社内体制、④社内機密を守るためのセキュリティ対策などの要件整理を行う。
まずは産業界のみなさんとしっかり素地づくりをしたい。
2点目は、IoT導入のモデルとして、航空機産業分野における生産管理システムの開発を支援する。
材料調達から機械加工、熱処理、表面処理、非破壊検査を経て納品に至る航空機部品の一貫生産を複数企業が分担して行う。
それぞれの工場における作業の進捗状況をリアルタイムで把握し、生産最適化を図るものである。
この1点目の調査の結果と2点目のモデル実施を通じて抽出された課題を踏まえ、他の業種や企業群での「つながる工場」の実現に向けた施策展開を検討していきたい。

Q:ITを中心とした最新技術を使うことになるため、IT産業との連携は欠かせないと思われるが、次代の基幹産業の育成とIT産業の連携促進策をどう考えているか?

A:IoTやインダストリー4.0の取り組みを進めていくためには、大手ベンダーを含め、この分野において本格的に研究・試行をしている大手企業との連携が必要であり、同時に神戸市内のIT企業群のみなさんにもこのような取り組みに参画してもらい、工場をつなげるという意味でのIT技術をどう活用するのか考えないといけない。
両方の分野のコラボレーションについても取り組んでいきたい。

兵庫高校吹奏楽部創部60周年記念演奏会と祝賀会

2016-03-21 22:55:17 | 日記
昨日は、兵庫高校吹奏楽部創部60周年記念演奏会と祝賀会でした。

記念演奏会は神戸芸術センター芸術劇場で行われ、私も出演しました。

たくさんの方に聴きに来ていただき、ありがとうございました。

祝賀会は記念演奏会終了後、ANAクラウンプラザで行われました。

創部当時の方も来られており、創部当時のエピソードなどを聴かせていただきました。

生徒から寄付を集め1本のトランペットを買ったところから始まったそうです。

その思いが繋がれて、今の吹奏楽部があると思うと感慨深いものがありました。

1つのものを造り上げる大変さと喜び、仲間との絆…

多くのものをもらっている吹奏楽、兵庫高校吹奏楽部に改めて感謝です!







危機管理室への質問 質問・答弁の要旨

2016-03-16 23:35:13 | 日記
3月9日の危機管理室への質問と答弁の主な内容は以下の通りです。

1.東日本大震災被災地支援について

Q:派遣職員が被災地でどのようなことを学び、どう市政に活かしたのか?今後どのように活かしていこうと考えているか?

A:派遣された職員の経験や教訓を本市職員に伝えていくため、採用3年目などの若手職員や昇任5年目の中堅係長に対する派遣職員による研修を実施したり、派遣職員の現況報告や所感を職員用のイントラネットに掲載して情報共有も図っている。
派遣した職員の報告や提言をもとに平成25年3月に「神戸市災害受援計画」を策定し、この受援計画の考え方を全国の自治体にも取り入れてもらえるよう、消防庁等に周知を要望し、関西広域連合では「関西広域応援・受援実施要綱」に内容が反映されるなど体制整備につながっている。
今後も、東日本大震災で被災された市民に寄り添う支援を引き続き行うとともに、阪神・淡路大震災の教訓が風化しないよう、東日本大震災の被災地支援の経験も活かしながら、継承の取り組みを行っていきたい。

Q:神戸市は、阪神・淡路大震災では被災地、東日本大震災では被災地を支援する側の両方を経験しており、この貴重な経験を国内外に広く発信していくべきでは?

A:現役職員とOB職員とで設立した団体による被災地との交流セミナーを開催するなど、防災・減災についての発信をおこなっている。
また、海外にはJICAのネットワークを通じ、インドネシアやネパールなど海外の被災地などから、阪神・淡路大震災の被災状況や復興状況を学ぶために多くの研修生が来神しており、昨年度は累計42か国、85人の研修生を受け入れ、震災の経験や教訓、危機管理の取り組みを伝えている。
今後も本市の震災の経験や教訓を広く国内外に発信していきたい。

2.客引き条例について

Q:兵庫県の「客引き防止条例」が施行され、三宮の客引き防止に一定の効果はあったが、時間帯によってまだまだ客引きが通行の支障になっており、さらなる取り組みが必要では?

A:2 月末までに約 9,300 件の口頭注意等を行ない、先日初の過料処分も行われ、10月の施行以降約3割減少している。
引き続き啓発キャンペーンを実施し、さらにさんちかに啓発看板を設置したり、啓発グッズを作成するなど啓発に取り組む。

3.災害時の情報伝達について

Q:災害時に、日本語が理解できない外国人観光客に迅速かつ的確な情報を伝達し、安全に避難してもらうことが重要だと思うが、どのように考えているか?

A:基本はホームページを多言語化し様々な国の人々にアプローチをしていくことだが、その他に積極的なアプローチとして「多言語防災カード」の活用がある。
カードは神戸市国際協力交流センターが発行しており、災害への備えや被災時の対応等を日本語を含めて7 か国語で説明している。区役所やインフォメーションセンター等で配布しているが、今後はホテルや旅館等でも配布していきたい。
また「津波避難の情報板」を市内7 カ所に設置し、道案内地図「まちかど案内サイン」に海抜表示を掲載している。いずれも4か国語に対応しており、わかりやすい表示に努めている。
さらに、防災アプリとして、ハザードのわかる「ココクル」や中央区の「かもめんnavi」がある。
「ココクル」は英語、「かもめんnavi」は4 か国語に対応しているが、外国人観光客からの自然なアプローチは難しいため、wi-fi スポットでの通信環境を提供する際に防災アプリの案内をするといったようなきっかけからPRをしていきたい。
いずれにしても、外国人に応じた対応に取り組んでいきたい。

Q:「やさしい日本語」やピクトグラムを活用した情報伝達が検討できないか?

A:緊急速報メールを配信するときに、できるだけやさしい言葉を使うように心がけている。わかりやすさと文章量のバランスをとりながら、引き続き伝わりやすい文章づくりを心がけていきたい。
また、避難所の表示板を一新して整備する事業を進めている。
緊急避難場所や避難場所であることをピクトグラムを使って掲載し、災害種別もピクトグラムで示したり、分かりやすい説明を加えるなど工夫をしていきたい。

4.長周期地震動対策について

Q:東日本大震災において、首都圏や大阪湾岸、市役所においても大きな揺れが観測され、長周期地震動がその原因の1つといわれているが、昨年12月に内閣府が公表した「南海トラフ巨大地震の長周期地震動に関する報告書」では、神戸市においても長周期地震動が発生する可能性が高いと指摘をされている。
ビル内では背の高い家具が転倒したり滑りやすい家具が移動するなど、家具等による被害の可能性も十分に考えられ、その対策として家具の固定の推進、エレベーターの閉じ込め対策、マンション・ビル内での備蓄といったことが必要である。
こういった高層ビルに入居する住民や企業への周知を図っていくべきと考えるが?

A:家具固定の取り組みを推進するため、高齢者や小学生以下の子どもがいる世帯等に家具を固定し取り付けする費用の一部を補助する「家具固定補助制度」を設けている。
また、まちづくり協議会やマンション管理組合等の地域団体に、家具固定の専門員を派遣し、一定の実費負担により家具固定を行う「家具固定専門員派遣制度」も実施している。
これらの制度を活用して家具固定の推進に取り組んでいきたい。
エレベーターの閉じ込め事故は、東日本大震災やそれ以降の各地での地震でも頻発しており、エレベーターの安全性が危惧されている。
建築基準法が改正され、法改正後に設置・更新されたエレベーターについては安全基準に適合しているが、既存のエレベーターについては出来るだけ早い段階での改修が望まれている。
そこで、マンション等を対象にエレベーターの防災対策改修工事に対する補助制度を設け、改修を促している。
高層ビルに入居する住民や企業への防災対策の周知に関しては、消防法で一定規模以上の建物については防火管理者を選任し、訓練の実施が義務付けられている。
その消防訓練を行う際に、企業側、高層ビル等の事業者の要望に応じて消防職員が立ち会っており、その際に火災事例を踏まえた防火指導とともに、「職場を守る防災マニュアル」という冊子を配布している。
このマニュアルの中には、職場の防災対策として、色々な器具の転倒防止を図っているかなどのチェック項目、また什器等の転倒防止例も記載されている。
また、万が一に備えた職場の役割分担として、非常食や毛布、医薬品等を含む防災用品の備蓄についても呼びかけている。
このマニュアルなどを活用し、災害対応力の強化や、防災意識の啓発に取り組んでいく。高層ビルに入居する事業者についても、このような冊子を参考にしながら、防災対策に取り組んでいただきたい。
今後もそれぞれの取り組みや、色々な補助制度の周知を図っていくことにより、高層ビルに入居する住民や企業への周知を図っていきたい。

Q:高層マンションでエレベーターやライフラインが止まってしまうという事態も予想されることから、マンションの管理組合、特に高層のマンションの支援を考えるべきでは?

A:東灘区役所で、マンション内でのコミュニティづくりをテーマとした「マンションセミナー」やコミュニティづくりに取り組むマンションに対して必要な支援を行う「オトナリ・コミュニティ支援事業」を展開しており、その中でマンションで行われる防災訓練などへの支援も行っている。
また、タワーマンションが非常に多い中央区役所では、実態調査でマンション居住者や管理組合、管理会社共に防災への関心が非常に高いことが分かったことを受け、来年度から「防災」を切り口にコミュニティ形成を図るとともに、地域防災力の向上に資する事業を実施する。
具体的には、大規模集合住宅、マンションを対象とし、管理組合等における防災マニュアルの作成支援のため、アドバイザーの派遣を行う。
さらに管理組合のコミュニティ形成に向け、防災訓練等の取り組みへの支援を実施していくなど、防災力の向上とコミュニティ形成に合わせた支援をしていく取り組みが始まる。
これらの取り組みについて、危機管理室としても、「すまいるネット」や区・消防局と連携しながら支援をしていきたい。

5.防災啓発について

Q:阪神・淡路大震災から21年が経過し、震災を知る方々は年々減っていき、数年後には震災を経験していない若者が被災者を上回るのは確実であるが、十分に若者への防災意識が高まっているとは言い難い。
各団体と連携し、もう少し計画性をもった防災啓発活動を展開すべきでは?

A:震災をきっかけとして、防災福祉コミュニティを中心とした地域活動や、NPO、大学による防災啓発活動、学校でも防災教育カリキュラムとして特徴ある取り組みを実施している。
当室でも若者の取り組みを支援しており、例えば、地元メディアである神戸新聞社と協働で、大学生が中心となり災害への備えの大切さを訴えていく「117KOBE防災マスタープロジェクト」を展開している。
特に今年度は、避難所体験キャンプの開催や、シェイクアウト訓練のPR動画作成、震災21年でのツイッターによる発信など、積極的に参加をしていただいた。
また、神戸学院大学の女子学生が「防災女子」というサークルを結成し、「防災女子会」や「非常食アレンジコンテスト」などを開催している。
こうした活動を活性化させ、計画的に推進していくため、来年度は、各主体のキーマンを集め、検討会を開催する。
それぞれの主体の強みをうまく組み合わせることで、活動に継続性や広がりが見せられるよう、神戸らしい防災啓発活動の展開について検討していきたい。

みなと総局への質問 質問・答弁の要旨

2016-03-15 23:08:21 | 日記
3月2日のみなと総局への質問と答弁の主な内容は以下の通りです。

1.ウォーターフロントのにぎわいづくり

Q:中突堤のかもめりあやポートタワー周辺は魅力的な地域でありながら、今一つ市民が憩う場としての魅力が弱いと感じている。
平成28年度予算案では、メリケンパークの再整備などの予算がかかげられているが、どのような整備を考えているのか?
また、整備にあたっては、みなとまち神戸らしい市外の方も「来たい」と思わせるような雰囲気作りが重要と考えるがどうか?

A:メリケンパークでは、広大な芝生広場整備と夜間景観の魅力向上として、水際線を際立たせるような照明や樹木や施設の照明照射など夜間景観の演出などに取組む。
先端のところには展望ができるカフェを新たに誘致しており、公園に訪れた人が港の景観をゆっくりと楽しみながら時間を過ごせるような場作りをしたい。
新港突堤基部の再開発も来年度、民間事業者の誘致をスタートしたい。
ポートセンターの整備も、周辺の歴史的な建造物に合わせて歴史的な雰囲気の残るエリアとなるようデザインをし、開港150年の夏の海フェスタに合わせてオープンしたい。
また、かもめりあやポートタワー周辺についても、来年度は事業化調査に入っていきたい。
人が訪れたいような雰囲気を醸し出すウォーターフロント、これに相応しい魅力的な施設の導入などをデザインも含めて考えて整備を進めていく。

2.開港150年イベント

Q:開港150年のイベントは市外の方々に神戸の魅力を知ってもらう絶好の機会でもあり、関西圏はもとより広く全国に向けてPRすることで、神戸をより知ってもらい、神戸に移住してもらうきっかけや神戸空港やフェリーの旅行増にもつながると思うが、開港150年イベントの広報についてどのように考えているか?

A:インターネット上にホームページやfacebookを開設し、バナーやポスターの掲出や残日計の三ノ宮駅設置セレモニーを実施したり、昨年秋以降コンビニ会社からロゴマーク添付商品キャンペーンを実施してもらい、神戸ゆかりの商品造成とともにポスターなどを掲出してもらったりしているし、洋菓子や和菓子、酒造業の事業者などから開港150年関連の商品化の申込みが次々あり、それらも広報に活用していきたい。
また、港を舞台とした参加イベントなど開港150年の趣旨に合う民間主催のイベントを後援し、広報を行っていきたい。
市外・全国に向けてのPRは、広く集客力のあるイベントや話題性のあるイベントを通じた広報を行っていく必要がある。
松方コレクションや「クィーンエリザベス」に乗船される方々へのおもてなしイベント、竹中大工道具館でアメリカ人大工が和船を作り進水式を行うイベントなど、発信力のあるイベントを後援しながら、PRしていきたい。
さらに、国際会議や全国規模の国内会議での発信も大事である。
政府主催の「北東アジア港湾局長会議」の場で神戸港の広報を行ったほか、アジアの主要20港の招致者による国際会議を通じたPRを行う。
また、全国広告連盟の大会や日本港湾協会定時総会などの会議を誘致しており、このような機会に神戸開港150年をアピールしていきたい。
このような様々な試みを神戸国際観光コンベンション協会の公式観光サイト「Feel KOBE」のトップページにバナーを貼って、開港150年のホームページにリンクさせることで、強く情報提供をしていきたい。

Q:開港150年のイベントの広報にあたってはイベントの中身を充実しなければいけないが、今予定されているイベントは市外の人にアピールをして来てもらうという観点からすると今一つインパクトがないのではないか?
市外の人も「行ってみたい」「ぜひ参加したい」と思えるような、「神戸でしか体験できない」、「日本初」といった催し内容に充実させるということが必要と考えるがどうか?

A:インパクトのあるイベントを行うことは効果的であり、例えば現在、日本最大級の「海の祭典」と言われている海フェスタの開催に正式立候補したり、「帆船フェスティバル」に日本丸・海王丸、みらいへのほか韓国・ロシア・チリなどの海外の帆船など神戸港として初めて10隻の誘致をめざして取り組んだりしている。
クイーンエリザベスも、全国的に話題になる。
また、平成29年9月に「神戸発祥」と言われている食を前面に押し出した食のイベントを開催するが、神戸港から広がった洋菓子やパン、各国料理などの食文化を紹介することに加え、生活文化の発信としてファッションや雑貨、音楽なども紹介するイベントをしていきたい。

3.短期旅行のインバウンド旅行者増に着目した瀬戸内クルーズとフライ&クルーズ

Q:福岡など九州・沖縄は、中国等から短期・低価格で訪日ができるため、クルーズ船の入港数を大きく増やしている。
そこで、神戸は関西の空の玄関口である関西国際空港とベイ・シャトル一本で結ばれていて神戸空港からポートターミナルまでも非常に近いという利便性を生かして、飛行機で関西空港を経由して、神戸から2泊程度の瀬戸内クルーズを楽しんでもらうフライ&クルーズを提案・セールスするなどして外国人観光客を増やせないか?

A:現在は買物を目的とした4泊から5泊の中国発着クルーズが爆発的に伸びているが、次第に買い物から体験型の観光を中心とした長期のクルーズに変わってくる。
中国の観光も少しずつ成熟期に入っていこうとしている。
神戸港は、ポートターミナルと関西国際空港がベイ・シャトルとポートライナーで接続されており、フライ&クルーズには格好の立地条件にある。
中国から関西国際空港に来て、神戸発着のクルーズに乗船し、瀬戸内海クルーズを楽しむといったような商品造成の提案は十分可能だと考えている。
旅行会社や船会社と連携して、早急に神戸港を拠点としたフライ&クルーズ、特に中国人の成熟した観光客向けの商品造成を進めていきたい。

4.神戸空港の活用

Q:将来のリニア開通も見据え、羽田線など神戸空港のさらなる需要拡大に取り組むべきでは?

A:羽田空港は国内ハブ空港の機能を持っており、単に神戸-羽田だけでなく、羽田から国内各地へ乗り継ぐという乗継需要も旺盛であり、また羽田から世界各国へ国際線に乗り継ぐといったハブ機能を利用した乗継需要もこれから増えてくると思われる。
羽田便を含めて路線ネットワークを更に強化して、航空会社と連携しながら、一層航空旅客の増加につながるよう利用促進に全力で取り組んでいきたい。

予算特別委員会の総括質疑で市長へ質問

2016-03-14 22:57:58 | 日記
今日は、予算特別委員会の総括質疑で市長へ質問を行ないました。

質問内容は、
1.シティプロモーションと観光施策について
2.スタートアップ事業について
3.医療産業都市について
4.次代の基幹産業の育成・支援について
でした。

今年から来年にかけて、G7保健大臣会合、神戸港開港150周年、神戸を舞台にした朝ドラの放映、と神戸をアピールできる機会が続きます。

この機会を逃さず、多くの方に観光に来てもらい、神戸の良さを知ってもらえるよう、しっかりPRと準備をしてほしいと思います。

質問と答弁の要旨は、後日掲載いたします。


予算特別委員会で危機管理室へ質問

2016-03-09 23:51:31 | 日記
今日は、予算特別委員会で危機管理室への質問を行ないました。

質問内容は、
1.東日本大震災被災地支援について
2.客引き条例について
3.災害時の情報伝達について
4.長周期地震動対策について
5.防災啓発について
でした。

安全・安心に市民のみなさんが暮らし観光客のみなさんが楽しめる神戸の街にするために必要と思うことを中心に質問しました。

質問と答弁の要旨は、後日掲載いたします。



予算特別委員会でみなと総局へ質問

2016-03-02 23:36:16 | 日記
今日は予算特別委員会でみなと総局への質問を行いました。

質問内容は、
1.ウォーターフロントのにぎわいづくり
2.開港150年イベント
3.短期旅行のインバウンド旅行者増に着目した瀬戸内クルーズとフライ&クルーズ
4.神戸空港の活用
5.企業誘致における他局との連携
でした。

「輝ける未来創造都市神戸」を作るには、港やウォーターフロントに活気がないといけない、みなと総局にはその先頭に立ってがんばってほしいという思いで質問しました。

質問と答弁の要旨は、後日掲載いたします。