ひとみの目!

元神戸市会議員・社会保険労務士・行政書士
人見誠のブログです。

フランス視察~ローヌ・アルプ州商工会議所~

2015-11-15 22:58:14 | 日記
11月4日はまず「ローヌ・アルプ州商工会議所」でお話をお伺いしました。

ローヌ・アルプ州商工会議所は地区内の11の商工会議所をまとめる。

ローヌ・アルプ州はスイスやイタリアに近く、パリにもTGVで2時間のところ。

州の人口は約600~700万人でフランス全体の約10%、国内総生産や学生数なども約10%。

8つの大学、35のグランゼコール(専門学校)があり、リヨンとグルノーブルが中心。

企業は約40万社で、業種は多種多様だが工業産業が多く、300万人弱の雇用がある。

フランスの外国企業の約22%がローヌ・アルプ州にある。

リオン・ビオポールやアクセレラなど、13のクラスターがある。

150ものスキー場もあり、スキー産業も盛ん。

また、食文化のまちでもある。

フランス全体の約11%にあたる450億ユーロを輸出しており、日本は10番目の輸出先で7億ユーロを輸出し、6億ユーロを輸入している。

日本に輸出をしている企業は約500社あり、そのうち40社は日本にも会社がある。

日本からは52社がこちらに進出している。

日本は遠いので日本で直接会社を作った方がいいという側面はあるが、進出計画はたくさんある。

日本に関心のある企業やクラスターはたくさんあり、日本に行く際に神戸に来てもらう働きかけ等コンタクトのお手伝いなどをすることができる、

といったお話でした。

ローヌ・アルプ州商工会議所は、地域内のクラスターや企業とよく連携し、一緒になって海外進出など企業の発展、ひいては地域の経済発展に取り組んでいると感じました。

日本での取り組みも参考にすべき点は多くあると思いますし、また神戸市もこのような商工会議所とも情報交換しながら企業誘致などを進めていくべきではないかと思います。