ひとみの目!

元神戸市会議員・社会保険労務士・行政書士
人見誠のブログです。

京都向日市激辛商店街

2014-06-16 23:08:36 | 日記
11月26日、関西若手議員の会の研修で、京都府向日市の「激辛商店街」の取組みについてお話をお伺いしました。

地元特産品の「筍」の宣伝のため竹馬の全国大会を実施するなどイベントを実施してきたが、イベント自体は成功しても街にはお金が落ちていない状況だった。

そこで、何で街おこしをするかを考えたときに、筍から離れて「激辛」に。

激辛はクセになるし、今の料理を辛くすることでできるので参画しやすい。

まずやる気のあるメンバーからやってみる、障害があってもやってみる。

コンセプトとネーミングは重要。
本当は商店街ではない(お店は点在している)が、マスコミ受けも考えて「激辛商店街」という名称に。

道が狭く、宿泊施設などないが構わない。
京都市に近いので、昼か夜に向日市で辛い物を食べて、京都市で泊まってくれたらいい、という考え。

激辛を売るのではなく、激辛は客寄せ。
来たお客さんは、激辛だけを食べるのではないし、友達も連れてくる。

また、お店も新メニューなどを考えるきっかけにもなるし、お客さんが来てお客さん同士での会話が増え、店の雰囲気もよくなり、サービスの向上にもつながる。

激辛商店街杯など競輪と連携したり、企業とタイアップ広告を出したりしている。

すると、筍の串焼きイベントが新聞に載り、地元特産品の筍を宣伝でき、当初の目的の1つが達成できた。

1つのことをきちんとすれば、情報が集まってくるし、人は寄ってくる、

といったお話でした。

商店街の振興が課題になっている中で、とても参考になるお話でした。
向日市激辛商店街の加盟店の会費は年1万円だけで、行政からの補助金やマスコミ、企業とのタイアップなどを上手く活用して運営されています。
商店街が生き残っていくには、景気のせいにしたり行政頼みになるのではなく、自分たちでアイデアを出しあって取り組んでいくことが重要だと感じました。
神戸市の補助制度も自分たちで企画・提案した事業に補助する制度に変わりましたので、その効果に期待をしたいと思います。

*参考:京都向日市激辛商店街ホームページ http://www.kyoto-gekikara.com/