ひとみの目!

元神戸市会議員・社会保険労務士・行政書士
人見誠のブログです。

仁川広域市姉妹都市提携・大邱広域市親善協力都市提携1周年記念事業

2011-11-16 17:10:47 | 日記
11月3日から6日まで、「仁川広域市姉妹都市提携・大邱広域市親善協力都市提携1周年記念事業」に参加してきました!

長い事業名ですが、要は市長や議員、経済界の方々など、総勢約170名で韓国を訪問しました。

しかも、神戸空港からアシアナ航空のチャーター便での訪問でした。

ちなみに、議員の参加は任意で、参加費用は自己負担しております。

11月3日は、まず神戸空港での出発式の後、飛行機に乗り込み、韓国へ出発。

仁川空港へ到着後、仁川市の経済自由区域(松島地区)を視察しました。

コンパクトスマートシティという展示館で、模型や3D映像などで経済自由区域開発を含む都市計画の説明を受けた後、68階建ての北東アジア貿易タワーの展望ロビーから現在開発が進められている様子を見せてもらいました。

開発期間は2020年までということでまだまだ空地も多いですが、多くの高層ビルが建築され、また建築中であること、そしてなにより規模の大きさに驚きました。

経済自由区域ですから法人税などの優遇があり、物流センターや教育機関・居住団地など多様な施設を複合的に備えていき、また近くに仁川空港があるとなると今後東アジア経済の大きな拠点になっていく可能性があると思います。

次に、仁川市議会を表敬訪問しました。

挨拶や自己紹介の後、本会議場を見せてもらいましたが、各議員の席にモニターが設置されているのが印象的でした。

ただし、それは議案や資料などを見ることができるだけで、発言内容を記録するなど入力はできないそうです。

そのあと、神戸市混声合唱団・仁川市立合唱団合同コンサートを鑑賞した後、仁川市長主催記念レセプションがありました。

実は機内食がちょっと少なかった上に、時間が押してレセプションの開始時間が遅れて乾杯したのが9時頃になり、みなさんお腹が減りすぎてお疲れでした!

翌11月4日は、バスで4時間かけてて大邱に移動。

大邱は韓方薬(漢方薬ではない!)が有名ということで、薬令市韓医薬文化館を視察し、薬令市の歴史や薬草などの説明を聞きました。

次に、前日同様、大邱市議会を表敬訪問しました。

韓方薬が有名ということもあってか、医療観光などに力を入れており、神戸の医療産業都市との協力も深めていきたいといった話がありました。

そのあと、前日とは違い先に大邱市長主催記念レセプションがあった後、神戸市・大邱市親善協力都市提携1周年記念音楽会があり、神戸市混声合唱団と大邱市立合唱団の合唱を鑑賞しました。

前日がこの順番だったら、お腹が減りすぎることはなかったかも・・・。

翌11月5日は、またバスで4時間かけてソウルへ移動。

バスでの移動が続きみなさん少々お疲れ気味の中、ソウルでは、清渓川文化館を視察しました。

ソウルの中心部を流れている清渓川は、汚染などの理由から蓋がされて道路や高架道路が走っていたところ、李明博大統領がソウル市長時代に高架道路と蓋を撤去する復元事業がされました。

現在は、清渓川の文字通り清らかで美しい川が流れており、市民の憩いの場となっています。

清渓川文化館にはそういった清渓川の経過が展示されています。

この復元事業の着工までに住民や商人と4000回を超える会合を重ね、事業を成功させたそうです。

今回の韓国訪問で、韓国では先進的な戦略でスピード感を持ち国家一丸となって着実に事業や計画が進められていると感じました。

そういった意味で、日本・神戸の将来への危機感と政治の重要性を実感した訪問となりました。

神戸空港にて


仁川の北東アジア貿易タワーの展望ロビーから


仁川市議会本会議場で