6月5日から7日まで会派の有志のメンバーで視察でした。
6月5日は、まず旭川市役所にお伺いし、旭川市の観光施策についてお伺いしました。
旭川の観光入込客数は約576万人で、札幌・小樽に次いで全道第3位だが、平成19年をピークに減少傾向にある。
それは、旭山動物園の入園者数が平成19年に約300万人とピークだったのが、平成24年には約160万人と減少しているのと連動している。
これは、動物園ではそれほど観光客を呼び込めないことを表している。
また、観光の現状を見てみると、宿泊延数は約60万泊(平成24年)で、宿泊延数/観光入込客数≒0.11となっており、札幌の0.79、函館の0.78と比べると著しく低く、通過型観光からの脱却がなされていない。
そのため、外国人の宿泊数を増やそうと取り組んできた。
外国人宿泊延数は、約3万泊(平成24年)で台湾・香港・シンガポールが多く、近年は特にタイが急増している。
訪問月は7月がピークだが、年間を通じて安定した宿泊数となっている。
外国人観光客の呼び込みに大きく貢献しているのが旭川空港の国際線で、国際線乗降客数は国際チャーター便・定期便合計で約35,000人(平成23年)。
平成22年に中国上海・北京からのチャーター便が大幅増加したが、平成24年夏以降中国からのチャーター便は0となっている。
東南アジア各国へのプロモーション活動を強化しており、タイからの外国人宿泊延数が急増しているのも定期便が飛ぶようになったから。
また、月別ホテル稼働率を見てみると、夏季は高く冬季は低い傾向は変わっていない。
夏季はキャパシティが限界に近いため、冬季の魅力創造が鍵で、東南アジアなど外国人観光客を冬に呼び込む取り組みに力を入れている(タイはその成果の1つ)。
さらには、新たな取り組みとしてゆるキャラ「あさっぴー」を作り、集客力・イメージアップの効果をねらってイベント・プロモーションで活躍してもらっている。
その他、旭川を拠点に道東など広域に観光してもらうため、周辺の市町と協力し、広域で各観光地のイメージだけを伝える発地型のパンフレットを作成したりする取り組みを進めている。
また、医療観光の推進として、透析患者の誘致を進めており、昨年は台湾からの患者を受け入れた、
といったお話でした。
観光客誘致に空港が大きく貢献しているとのお話で、神戸空港も早期の規制緩和が望まれます。
しかし、それまで手をこまねいているわけにはいきませんので、旭川のように東南アジアへのプロモーション活動を推進するなど時代の変化を見極めた誘致活動や、神戸を拠点とした広域観光をもっと進めていくなどの取り組みを進めていく必要ではないかと思います。
参考:旭川市役所 経済観光部観光課 ホームページ http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/kankou/
6月5日は、まず旭川市役所にお伺いし、旭川市の観光施策についてお伺いしました。
旭川の観光入込客数は約576万人で、札幌・小樽に次いで全道第3位だが、平成19年をピークに減少傾向にある。
それは、旭山動物園の入園者数が平成19年に約300万人とピークだったのが、平成24年には約160万人と減少しているのと連動している。
これは、動物園ではそれほど観光客を呼び込めないことを表している。
また、観光の現状を見てみると、宿泊延数は約60万泊(平成24年)で、宿泊延数/観光入込客数≒0.11となっており、札幌の0.79、函館の0.78と比べると著しく低く、通過型観光からの脱却がなされていない。
そのため、外国人の宿泊数を増やそうと取り組んできた。
外国人宿泊延数は、約3万泊(平成24年)で台湾・香港・シンガポールが多く、近年は特にタイが急増している。
訪問月は7月がピークだが、年間を通じて安定した宿泊数となっている。
外国人観光客の呼び込みに大きく貢献しているのが旭川空港の国際線で、国際線乗降客数は国際チャーター便・定期便合計で約35,000人(平成23年)。
平成22年に中国上海・北京からのチャーター便が大幅増加したが、平成24年夏以降中国からのチャーター便は0となっている。
東南アジア各国へのプロモーション活動を強化しており、タイからの外国人宿泊延数が急増しているのも定期便が飛ぶようになったから。
また、月別ホテル稼働率を見てみると、夏季は高く冬季は低い傾向は変わっていない。
夏季はキャパシティが限界に近いため、冬季の魅力創造が鍵で、東南アジアなど外国人観光客を冬に呼び込む取り組みに力を入れている(タイはその成果の1つ)。
さらには、新たな取り組みとしてゆるキャラ「あさっぴー」を作り、集客力・イメージアップの効果をねらってイベント・プロモーションで活躍してもらっている。
その他、旭川を拠点に道東など広域に観光してもらうため、周辺の市町と協力し、広域で各観光地のイメージだけを伝える発地型のパンフレットを作成したりする取り組みを進めている。
また、医療観光の推進として、透析患者の誘致を進めており、昨年は台湾からの患者を受け入れた、
といったお話でした。
観光客誘致に空港が大きく貢献しているとのお話で、神戸空港も早期の規制緩和が望まれます。
しかし、それまで手をこまねいているわけにはいきませんので、旭川のように東南アジアへのプロモーション活動を推進するなど時代の変化を見極めた誘致活動や、神戸を拠点とした広域観光をもっと進めていくなどの取り組みを進めていく必要ではないかと思います。
参考:旭川市役所 経済観光部観光課 ホームページ http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/kankou/