穏やかな早春の休日でございました。
風も弱くポカポカ洗濯日和で、太陽のパワーが徐々に回復しているのが感じられて、日向に干すのもうれしい。
しかし午後から近所の農民が、枯れ草不完全燃焼の煙幕を展開し始めたので、洗濯物を急きょ撤収しました。
当市では条例で各家庭での焚火を禁止しています。
名目はダイオキシンなどの公害防止ですが、その実は煙による住民同士のいざこざが絶えないからだそうです。
さて、今年第1号の完成品は艦上偵察機彩雲になりました。
確認してみたら、この彩雲の完成で日の丸飛行機キットの在庫はゼロになりました。やったー!
ここ1、2年で10年以上前にストックした大戦機を積極的に製作したので。
借金を完済した時のような、晴れやかな気分です。
あとは独英米のみ。モスキート、ウーフー、B-17など。He111も2機あるなあ。
彩雲は中島&誉仲間の4式戦と棚に並びました。
疾風のプロペラは小さくて迫力に欠けるな、と思っていましたが、小さい分4翅にして補っているのか。
小径タイヤのように、プロペラも小径の方がダッシュが効くのかなあ。
大きなプロペラで徐々に加速して高高度を高速で飛び続ける偵察機と、闘う時に急激に回転を上げ下げする小径プロペラという設計意図なら納得ですが、本当のところは知りません。
同じエンジンなら小柄な疾風の方が速そうですが、前面投影面積の極小化と層流翼の採用で空気抵抗を減らした大柄な彩雲の方が速いんですから。
並べると確かに疾風のガッシリした機首の太さと、厚翼がわかって面白いです。
ひとつできたので、作業机のお片付け、出しっぱなしだった塗料をしまったり、箱つぶし、ランナー捨てとかの恒例行事。
片づけが終わると、次は何にしようか、在庫キットの箱を次々に開けてニヤニヤ、とかして過ごしました。
今映画で話題のGT40。
過去作を同僚に画像を見せたら、ヘッドライトカバーの黒縁が太いんじゃないか、と指摘されました。
元カーモデラーなので、なかなか鋭い。自分でもうすうす気づいていたのを見事に言い当てられました。
簡単に外せたら塗り直そうかなと、急に思いつきました。ヒマだとろくなことしないですね。
セロテープを貼ってパキッと引っ張ったら取れました。
カバーを取ると寝起きの化粧前のスッピンみたい。
外れたカバーの塗装剥離。
透明プラに少しは優しいかと、IPAにドボンしましたが落ちません。
液温が低くて反応してないのか。
諦めてクレオスシンナーに漬けたら黒縁は落ちたけど、ヒビも入ってガッカリ。
マステを貼ってダイレクトカットしたのを思い出しました。
カッターで切った痕も残ってる。
リベットのモールドを大きく避け過ぎたので縁が太くなったけど、キズが入ったのをわかってたのでやり直せなかったんです。
ハイ。パーツ請求です。在庫あるといいな。
このウーパールーパーの顔のようなのは、フェラーリGTO。
ボンネットや点検口を開けて中身を見せるのが、あまり好きではありません。
中身の出来がキットのままでも充実していればいいのですが、エンジンがポツンと入っているだけでは実感的ではないし、配管などで実感的にデッチ上げるセンスも知識もないので、私には無理なんですね。
アメプラのカーモデルには、インパラもキャデラックもエンジンが付いていました。
取りあえず作って載せてありますが、ボンネットは接着して開かずにしてます。
このキットにも12気筒エンジンがついているのですが、欲しいという友人に進呈することにして載せません。
ボンネットはドンガラ、フードも開かずにします。
バレンタインのプレゼントにしようと思って、エンジンのランナーだけを取り出しました。
彼はこのエンジンで、どんな改造車を作るんでしょうか。
車の知識が豊富なので、配管や補器類くらいはスクラッチできるでしょうからね。
ついでにいたずら。お手付きに。
鼻先にいわゆる3連のコアゼがあるのですが、このキットにはその穴を塞ぐ用のフタが付いてるので塞ぎました。
無い方がスッキリ見えそうだと思いまして。
実物も穴のない個体があるみたいですね。
表をガシガシ削るので、裏にもポリパテで裏打ち補強。
こういう別パーツのギャップってなかなか消えないですね。
1回目、接着線に瞬着と骨材を盛ってから研ぎましたが、不完全。
光に透かすとわずかに線が見えるので、2回目溶きパテを塗って乾燥機に入れました。
まだ次の本命を何にするか決めてません。あくまで浮気です。