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模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

牛歩の記録・Theボート

2019年01月16日 | The boat S-43

3連休は色々やらされたり、その合間に飛行艇を進めていました。
非常に地味な内容の進捗記録です。

スオードの簡易キットのまま組まれた人よりは、エデュアルドがレジンパーツで補完してくれている分、私のような簡イ初心者でも苦労が少なく済んでる気がします。
プロペラはバリと変形したプラの塊の中から発掘すると、なんの素気もないものですが、先端のピッチ変換機構部の精巧なレジンパーツが入っているので、それとプラの端材でチョコチョコっとデティールを足すだけでこんな風に化けます。

それに、バリを取って調整してみたら、結局長さが足りなかったとか、合わなかったとか、そういういい加減な設計の部品が少ないので、やる気がそがれません。

丸窓とかキャノピー、着陸灯などのクリアパーツにはカット済のマスキングテープも入っています。
キャノピーのクリアパーツは、下部がボディと少々隙間ができたので、プラバンと溶きパテで埋めます。
それでも、幅が合わないのとかに比べれば全然ましです。
修正しないと組めないのですが、修正のしようがあるんです。修正不可でポイ、ではないの。

ここもそう。

鼻先の下の、波除けっていうんですかね、先端のベロみたいな部品なんか、元々のパーツはかなりオーバースケールなんですが、接着してからユーザーが好きに大きさを調整すれば良いという設定に思えます。
そのまま付けると、取って付けたようでかなりおかしいのですが、貼ってから幅と厚さをシャープに整形すると急に見違えるようになるんです。
自分のはこの程度にします。これでもまだ大きいのですが、この方が模型的には面白いと思うので。

ビードって言うんですかね、側面の補強帯。
3本だったんですが、写真集では4本の個体があったので、一番下にt0.3を0.5mm幅に切出して貼りました。

側面の上から2本目のビードの後方の丸窓は、自分で孔を明けてクリアパーツを嵌めろという指示。
フジミGT40の残部品のクリアパーツに、丁度良い径の円形のがあったので採用。このマスキングテープは自前。
その後方の丸窓2個は埋めろという指示。

というような牛歩な進捗ですが、楽しみながら進めています。

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地味な作業ばかりのボート

2019年01月13日 | The boat S-43

仕事がまともに始まった先週は長かったなあ。やっと連休に逃げ込んだ感じです。
久々に大学ラグビーを観たけど、結構面白かった。


さて、簡イの飛行艇。平日の晩も真面目に進めています。
地味な工程ばかりで劇的には進んでいませんが、自分のために記録しておきます。

まず尾翼です。
左の垂直尾翼はバリ取り整形済み。
これに水平尾翼を組みます。

黄色い枠の凸部の位置に、赤い枠の凸2個を付けろ、ということなんだな、と理解します。
赤枠の、どれがダボだかゲートだかわからない塊からダボを2個発掘します。
赤枠のダボはバリ取り後に測ると1.2mm位だったので、黄色の枠の凸の位置に1.2mmのホゾ穴を明けます。
そうすると2個のダボが、ホゾ穴にピタリと入るんです。
つまり、位置やピッチなどがちゃんと設計してある、ってことなんですよね。


でも、それだけでは心許ないので、水平尾翼を仮止めした状態で、青丸の位置に垂直尾翼と水平尾翼を貫通するように、左右の水平尾翼別々にに孔を明け、丸棒を挿し込んでダボホゾを3組にしました。

緑枠の穴2個は、水平尾翼の支柱の取り付け位置を示す凹みです。
支柱はイモ付けなので、支柱の断面に穴を明け、ここには0.75mmでダボを仕込みます。

動翼の可動部もパネルラインも同じ薄いダルなスジボリなので、動翼はPカッターで深く掘り、パネルラインはエングレーバーでさらっておきます。
ここまで済ましてやっと組み立て。

がっちりと組めました。
前にも書きましたが、成型品はグダグダに見えるのですが、丁寧に手を入れてやると、見違えるように良い出来になるので、このキットなかなか侮れないんです。
だんだん愛情が湧いてきました。

カーテンですが、このスケールで折り目を付けたり、丸めたりというのは困難なので、真っ平らの紙でお茶を濁しました。

上下の白い帯は両面テープ。
タッセルはマスキングテープに水性アクリルのタンを塗って切り出したもの。
タッセルの切れてるところは、窓と窓の間の部分で隠れます。
タッセルはわざと一直線にならないようにズラしたのですが、こういう作為的な演出はかえって統一感が出なくて失敗でした。
一生懸命同じになるようにやったのに、結果ちょっとバラついちゃった、っていうくらいの方が良いようです。


モーターへのリード線は主翼接着時の簡便さを考えて、コネクタ接続。

この写真ではカーテンは見難いですね。

電源部はこんな感じ。
後部上面の乗客搭乗口扉を取り外し式にして、開口部のすぐ下に電池ボックスを置きます。
電池にはテープを巻いてから挿入します。そうしない取り出せないので。

黒い紙は窓から見えるので目隠し。
搭乗口が上面にあるのは、船だからでしょう。桟橋に付けてお客は上から乗りこむ。
だから上面はデッキと呼ぶのかも。

尾輪を回すと、白プラ棒が先に付いたハンマー状のアームが回って、銅板2枚を押し曲げて接触させます。
この銅板のパーツは、元々はニチモのイ-19に入っていた、モーターライズ時のスイッチです。

本当は、OFFの時は尾輪がステアしていて、ONの時は直進向きになるよう接着したはずなのに、いつの間にかズレちゃってます。

あとはこんな小物の整形と調整です。
この主脚のパーツ、2個をへの字に接着しろという指示ですが、屈曲部の円柱の斜めカットもユーザー任せです。
これにサポートがあと2本付くのですが、機体が重たいので心配です。
なので、矢印の接着部にへの字に曲げた0.5mmの真鍮線を仕込んでおきました。

いろいろ考えながらなので、こんなのにも時間が掛かります。
それが面白いと言えば、面白い。国産の優秀なキットでは味わえない楽しみ。

サブのフロートが主翼の左右に付きますが、この張り線がダブルの線なので、その線の受け部を試作。
第1案は金属パイプ仕様。

機銃用に買ってあった、0.5X0.1の真鍮パイプ。
穴を0.2mmに拡大して所定の長さにカットすればパイプの長さで2本のギャップをコントロールできる。
機体塗装後だと、瞬着は白化が気になる。

第2案プラ棒。

0.75mmのエバグリ丸棒に0.2mmで孔明け。
これなら相手に0.8mmで穴を明けておけば、簡単に接着可能。
ダブル線のギャップは直径で決まるので、ギャップが広いと太い丸棒になりおかしいが、今回のではギリギリOKかな。
今回はこっちを採用。
これを16個作らなくてはならない。

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微速前進のボート

2019年01月06日 | The boat S-43

正月休みはあっという間に終わり、1日出勤してまたお休みです。
AFVの仕掛品2つを年末から年始に掛けて済ませたので、またお手付きに戻ります。

簡易インジェクションの飛行艇をチマチマ進めました。

簡イで手がかかるのに、モーターライズにするので、インストにない工作が余計に増えて、なかなか楽しめます。
午前中はモーターに電線を半田付けし、予め翼の中に仕込んだ導線と結線して、エンジンを主翼に接着しました。

午後からはカーテンです。
エデュアルドが写真集を同梱してくれてるので、インストではわからないところが、実物写真を見て理解できて助かります。

うしろから窓3つ目までは、内側にガラスの保護棒が見えるので、カーゴスペースだとわかります。
この保護棒は、エッチングパーツが用意されています。
なので客室はそれより前なので、カーテンも客室のみに写っています。

カーテンの中央に巻く紐はなんて言うのか調べたら、タッセルというのですね。
そのタッセルの色がカーテン本体の色と、随分コントラストがついて差があります。
薄い紙を探したら、アルミ箔の間に挟まっているのを見つけました。
それにサフ吹いてから、薄緑の色を重ねました。

水性を吹いたら乾かなかったので、切り出しと張り付けは日曜日です。
タッセルは何で作ろうか。良い色の紙テープがあれば簡単ですが。

一方、簡イらしいのは、こういうところ。

主翼の支柱ですが、もともとは何もないところにイモ付けという設計です。
でも、モールドの表面に薄く目印を付けてくれています。
車輪の収まる凹みに、左側の2つは消えかけてますが、4つ小さなボッチが見えます。
このボッチの位置に主脚をイモ付けしろ、という目印です。
成型で穴をあけるためには、金型を凸にしなければならないので手間が掛かりますが、ボッチは金型をドリルで軽くさらうだけなので安価なのでしょう。
だから昔の凸モールドは簡単でも、スジボリを成型する金型は結構大変だと思いますねえ。
金型の表面に、細い凸線を縦横に付けるのですから。
放電加工で浮き彫りにするのか、溝を掘ってから線材を埋め込むのか。


そのボッチの位置が、かなり正確なのです。

簡イのハンデはあっても、こういうところに作り手の志の高さが感じられて、モチベーションが維持できます。
そのボッチの中心にニードルで印をつけ、0.8mmドリルで孔をあけ、エバグリの0.75を挿すとダボの出来上がり。
支柱側にも穴を明けます。支柱の端面にも薄くボッチを付けた跡がありました。
このボッチに気づく前に、金型の荒れだと思って削っちゃったのもありそうです。

橙丸はナセルの同じくダボホゾ加工。
緑丸はもともとあった主翼と胴体のダボホゾ。
赤丸はダボホゾが1個では不安だったので、追加した2mm棒。

こんな作業が続くので手間が掛かりますが、だんだん愛情が湧いてきました。
エッチングパーツはこんな感じ。

計器盤は着色済の、2枚貼り合せ構成。
これを青丸の凸凹モールドを削って貼りなさいというが、それならプラ板切り出しの方が、平面度もあるし絶対に楽。
黄丸はカーゴルームの保護棒。保護棒の数もご丁寧に作り分けてある。
赤丸の操作パネルはコクピットの天井に貼り付ける指示。ご丁寧に操作レバーも別パーツで付いてます。
絶対見えないし、クリアパーツの内側に貼るなんてリスキーなので、そこまでお付き合いはしません。
シートベルトも見えないので、他キット用に温存。ジャンクBox行き。

今回のデタラメ工作での失敗は、電池をCR2032にしたこと。
3Vなので良いかと思ったけど、どうも電流が少なくてモーター2個は無理なようです。
最初テストした時は、結線が外れたかと思ったほど。

試しに単三電池を繋いだらものすごい勢いで回りました。
その電池は使い古しの、1.3V位の死に掛けでしたが十分だったので、1.5Vでいけそうです。

なので、搭載電池をSR44の1個使用に替えます。
ホルダーを、小さなSR44のサイズまで狭めます。

スペック表を見るとCR2032は0.2mAで、SR44は1.4Vで10mA。
CR2032は負荷の軽い電子回路などに、微弱な電流を長い時間流す用途に適しているようで、モーターを回すなんて使い方が間違っていたようです。
でも、SR44高いんだよねえ。

カーテンの前に、他の部品も仮組みで確認して、ダボホゾを先に工作したおいた方が後々良さそうです。

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夏のハンダは手早く

2018年07月29日 | The boat S-43

猛暑が続き、冷房のない模型部屋は15分もいれば、汗でぐしょぐしょになりシャツを交換しなければなりません。
模型をやってて熱中症じゃシャレにならないので、平日は早朝かリビングでの軽作業で済ましていました。

さて、シコルスキーS-43飛行艇。
今回は電池が機内搭載なので、機上にスイッチを付けなければならず、それを工作しないと胴体の貼り合せができない岐路まで到着しました。
リードスイッチ等、色々考えましたが、結局、尾輪をスイッチレバーにすることにしました。
キットの尾輪パーツはこれ。

実物の尾輪の脚はこんな形状。
いくらデフォルメしたとしても、全然違いますね。

車輪を挟むフォークが斜めに折れたシャフトにつながり、そのシャフトは円筒のシャフト受けにささる。
シャフト受けは船底から伸びたステーで水平方向からサポートされています。
右側の赤い棒状の部品は緩衝器でしょうね。
シャフト受けは固定で、シャフトから下がステアするんでしょう。
模型でこの構造のままでは、機体の重さを支えるのに弱すぎるので、インチキをします。
シャフトを受けまでの長さにしないで、黄色い線のように機内まで延長します。
また、スイッチのON/OFFのため、つまんで回さなければならないから、プラでは折れそうなので金属に置き換えます。

それで夏のハンダ付け。
フォークは0.5mmでU字型を2個。(5個ほど4次元世界に消えました)
シャフトは1mm

実物のシャフトはフォークのすぐ上から折れていますが、ハンダを付けてから曲げたのでシャープに折れませんでした。
フォークも直角3角形で言えば、下のフォークがシャフトに直角で、上が斜めに接するところ、逆になっちゃったみたいです。


タイヤはキットのパーツは温存して、ジャンク箱から似たような大きさのを見つけました。
シャフトをもう少し曲げてごまかそうかな。

外径1.2mmのパイプを機内から貫通させて接着しておきました。
このパイプがシャフト受けになります。
シャフトを挿せば、折れた個所で止まるはず。

パイプにはプラのロッドで、船底からのサポートをそれらしく貼れば良いかなと。
貫通させたシャフトには、機内にスイッチのカム的な物と抜け止めを兼ねたプラ材を付ける構想です。
さてさて。

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楽しくなってきた

2018年07月22日 | The boat S-43

暑い日が続いていますね。
土曜日はみんな出払っていたので、初めてエアコンの効いた居間でプラモしましたが、快適ですね。
塗装は無理だし、手元も暗くて作業しづらいけどね。

パチピタでないのも楽しいと思えるようになってきました。
タミヤのような、何も考えずに組説通りに手を動かしていたら、オートマチックに完成していた、というのもたまにはいいですが、位置決めのダボもなく、部品をどこに付けたらいいのかわからず、設計者の意図を推測しながら手探りで作るのも楽しいと気づきました。

主翼はモーターのリード線を仕込んで、上下を貼りました。
このキット。
簡易インジェクションって抜きテーパーが大きいんですね。
だから位置決めの際は、テーパーの大きい側か小さい側のどちらで合わせるか、仮組して確認する必要があります。
大抵は小さい側に合わせて、大きい側を削ると良いように設計してるみたいです。
でもそうやって確認していると、結構、合いは良いです。

試作で組んで、金型にフィードバックをかけているのが伺えます。
内部の乗客のフロアの部品なんか、胴体が絞られている個所は、内壁に沿って床の断面がRで逃がしてあります。
そこまでやってあっても、内壁にフロア部品の位置決めをするダボすらない。
自分で受けを作って貼ってやらないと、イモ付けになっちゃうので、ひと手間かけなきゃならない。

そういう製作者の技量に委ねられている部分が多いのですが、メーカーのこのキットに対する思い入れみたいなものが細部にも感じられて、こっちもそれに応えなくっちゃという気になり、投げ出さないで続けられる不思議な体験です。楽しいの。
基本形も悪くないので、きっと、うまい人が作ると化けるんでしょうね。
そういう意味で、エデュアルドが目をつけたのかなあ。

例えば、翼端だけ別パーツです。
成型が難しかったのかなあ、と思いながら写真集を見ると、翼端が跳ね上がってるように見える画像がある。
ネットで調べてみると、図面を発見。見ると、翼端は上方に5度折れると描いてありました。
でも、折れてないように見える機体もあるので、個体差があるみたいです。
ネットの完成品でも、折り曲げて作ったように見える作品はありません。
組説にもなにも書いてない。
翼端は別パーツにしとくから、あとはユーザーの判断でお好きにどうぞ、みたいな。
そういう、対話というか、妄想がまた楽しい。

と、思い出した。H社の1/48彩雲。
決定版とか言われてるけど、相変わらず細部の詰めが甘いの。
彩雲は主翼翼端が、よくある日本機のような下面がフラットで、上面が曲線で集束するのではなく、上面がややフラットで、下面がスパッと削ぎ上がった形状です。
なのに、H社の設計者の目は節穴で、見落としててまったく表現されてない。
彩雲に思い入れのない、サラリーマン担当者が、仕事でやらされてる感が透けて見えたようで。

だから、発売時すぐに買ったけど、そこに気づいたら作るのイヤになっちゃった。
H社のですが、雑誌では、わざわざ翼端を切り離し、上下を裏返し左右逆に付ける、という力わざで表現してる方がいらっしゃいましたね。
今、ジジイになった自分的には、翼端は完全無視で作っちゃうでしょうね。
そういうところが、この飛行艇とモチベーションが真逆な気がします。

電池ボックスは、硬質塩ビの端材があったので、塩ビ用接着剤でペタペタ。
+端子は、子供の理科の実験教材からゲット。
電池の保持も兼ねるのでリン青銅板でガッチリと。
マイナス側は薄くしたかったので、銅箔テープを貼ってリード線を半田付け。

CR2032って3Vだったのに気づかなかった。
さて、スイッチをどうしようか。

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