私たちは知識として地球が丸いことを知っている。
でも本当に、それを、視て実感することがあるだろうか。
日本海にせり出す岬に立ったとき、270°わぁぁ~と広がる海を首をめぐらして眺めると
「おお、地球は丸いわい」と思うが、実は丸いと知っているための錯覚に過ぎない。
物理的に地球のわん曲を視ているわけではない。
次に地球を丸いと知るのは人工衛星や探査機が撮った写真を見るときだが、
信じるにたるとしても「実感」としてはいまいちだ。
地球の丸さを目の当たりにする絶好のチャンスは月食を見ることだ。
それも皆既月食ではない。部分月食のときがいい。
月に映じた影は確かに弧を描いている。丸い地球の影が月に届いているからだ。
その月食を視るチャンスはすぐやってくる。12月10日21:45から食が始まり、
ほぼ50%欠けるのは22:20頃。このころ地球の影の形はよくわかる。
ちなみに、皆既は23:05~23:58、50%影が残るのは0:40頃、月食の終りは01:18になる。
添付映像は部分月食時の連続写真。地球の影が実感できる。NASA提供。
影を視なければ自分の姿は見えない。
金子みすずさんの詩から
日の光
おてんと様のお使いが
揃って空をたちました。
みちで出逢ったみなみ風、
(何しに、どこへ。)とききました。
一人は答えていいました。
(この「明るさ」を地に撒くの、
みんながお仕事できるよう。)
一人はさもさも嬉しそう。
(私はお花を咲かせるの、
世界をたのしくするために。)
一人はやさしく、おとなしく、
(私は清いたましいの、
のぼる反り橋かけるのよ。)
残った一人はさみしそう。
(私は「影」をつくるため、
やっぱり一しょにまいります。)
でも本当に、それを、視て実感することがあるだろうか。
日本海にせり出す岬に立ったとき、270°わぁぁ~と広がる海を首をめぐらして眺めると
「おお、地球は丸いわい」と思うが、実は丸いと知っているための錯覚に過ぎない。
物理的に地球のわん曲を視ているわけではない。
次に地球を丸いと知るのは人工衛星や探査機が撮った写真を見るときだが、
信じるにたるとしても「実感」としてはいまいちだ。
地球の丸さを目の当たりにする絶好のチャンスは月食を見ることだ。
それも皆既月食ではない。部分月食のときがいい。
月に映じた影は確かに弧を描いている。丸い地球の影が月に届いているからだ。
その月食を視るチャンスはすぐやってくる。12月10日21:45から食が始まり、
ほぼ50%欠けるのは22:20頃。このころ地球の影の形はよくわかる。
ちなみに、皆既は23:05~23:58、50%影が残るのは0:40頃、月食の終りは01:18になる。
添付映像は部分月食時の連続写真。地球の影が実感できる。NASA提供。
影を視なければ自分の姿は見えない。
金子みすずさんの詩から
日の光
おてんと様のお使いが
揃って空をたちました。
みちで出逢ったみなみ風、
(何しに、どこへ。)とききました。
一人は答えていいました。
(この「明るさ」を地に撒くの、
みんながお仕事できるよう。)
一人はさもさも嬉しそう。
(私はお花を咲かせるの、
世界をたのしくするために。)
一人はやさしく、おとなしく、
(私は清いたましいの、
のぼる反り橋かけるのよ。)
残った一人はさみしそう。
(私は「影」をつくるため、
やっぱり一しょにまいります。)
いつもコメ返ありがとうございます。
プラネタリアンという職業は、なれるヒトが少ないようなので・・・
将来は、プラネタリアンにはなれなくても星などに関係する職業につきたいです。
いつも、乱文ですいません・・・
いつも質問などに答えていただき、感謝しています。
そうか、問題はプラネタリウムの仕事場が
少ないのかもしれないね。
いくら本人がプラネタリアンだと言っても、
プラネタリウムの仕事をしてなきゃ、名ばかりだもんね。
でもね、何度も言うけど「星好き」であれば、
それでいいのさ。星に関する仕事に就こうが、就くまいが、星が大好き!って心が叫んだら、
自分のその心を大切に見つめていれば、いい。
それだけでいい。その代わりその想いを
一生見捨てないでいてほしいな(←これが一番むつかしい)。