うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

オリオン座流星群....(9245)

2009年10月18日 19時29分20秒 | うべプラネタリアン
NHK夕方の天気予報の際、オリオン座流星群にふれていて、びっくりした。
年間三大流星群(ペルセウス座流星群・ふたご座流星群・四分儀座流星群(りゅう座流星群))とよばれ、
これらはいつも安定した出現数を見せているが、これにオリオン座流星群が参画し、
四大流星群として、横綱大関格にのぼってきた。
もともと活動期間の長い流星群で、10/10頃から月末まで流れる。活動期間が長いということは、
極大時がはっきりしないことでもあり、1時間に数個だった。
こんな流星群、見向きもされなかったが、06年に、1時間100個という突然の出現をみせ、
続いて07年も、08年こそ月明もあり低調だったが、3~4年出現数が多い状態が
続いたので、ニュース天気予報でも採り上げられるようになった次第だ。
オリオン座流星群の母彗星はハレー彗星で、数千年前の太陽回帰の祭
残していったダストトレイル(流れ星の素砂粒の帯)だが、それだけに拡散は否めない。
そのダストトレイルの解析の結果、軌道要素と濃淡がわかってきて、
今年は、10/21 23時がピークになり、出現数は、06年並みと予報が出ている。
何度も㌻に書いてきたように、それにあわせ秋吉台で公開観測会を開く。
宇部は、今宵、いい天気。10/21を待たずとも、オリオン座の昇る24時頃、
東の空を見ていたら、きっと数千年前のハレー彗星の忘れ形見に会えるだろう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿