うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

さそり と オリオン と いて....(C25)

2007年06月26日 20時58分00秒 | 新・星座物語
鵜ノ島小4年、名越 麗(なごし れい)くんの作品
6月20日に鵜ノ島小4年生は、プラネタリウムに来てくれた。
そのとき、皆さんに新星座物語を募集していると話をしたところ、本日、礼状とともに名越くんの作品が届いた。
ほかにも、物語を作りたいですというメッセージが多くあったので、また寄せられるものと期待している。
なお、名越くんは、おなじみ児林一輝くんのクラスメートだ。

ある年の1年前のこと。さそりは、いつものようにごそごそ動いたり、上を見たり横を見たり、ひまにしていました。
そんな時、ちょうど近くにオリオンが歩いてきました。
さそりはちょっといじめてやろうと、チクッとオリオンを刺しました。
悪ふざけでやったのに、オリオンは次の日死んでしまいました。
夏になってオリオンの弟子のいてがさそりを探しに来ました。
そのときさそりは寝ていましたが「どこにいるんだ」という声がしたので、はね起きました。
「やばいぞ、いてだ、かたきうちに来やがった、ひゃあたすけて!」とさそりは逃げ回りました。
いてはさそりを見つけて矢を射ました。
「チクッ」
「いてぇっ、ひゃー たすけてくれぇー 痛いよう..」
「ついに、やったぞ。勝った。オリオンのかたきをうったんだ」
こうしてさそりはいてに負けてあやまったのでした。

画像は、エスキモー星雲(nasa)