いや、まあ、驚いたというかなんというか。
今シーズンの福岡演劇フェス、チャレンジ枠が決まった。
厳選に厳選を重ねた結果、長崎の謎のモダン館と
福岡の非・売れ線系ビーナス、の2つになった。
例年は3つぐらい選んでいたけれど、きっちりやってきたな、と。
両方ともある程度の仕事を追っかけている範囲内。
謎モダは前シーズン、「王(きんぐ)たる者」で
何か、「つかんだ」感が見て取れた流れを受けて、
今シーズン一本目の「怪盗流星仮面」でちょっとだけ冒険して、
二本目の「LOST CHILD」で「収まるところに収まったな」というところで
西鉄ホールに挑戦。
非売れは前シーズンの「九人姉妹」と
福岡フェス演出家コンペの「結婚申し込み」での
「チェーホフ二連戦」の時は正直、頭抱えた。
しかし、田坂さんが漂流画祭の仕事とk2t3の客演の仕事、
その前の今シーズン一本目の「20世紀累ヶ淵」で
これまた何か「つかんだ」感があって、
今度の二本目は代表作の「千鳥ヶ池」
そこから福岡フェスになだれ込む格好。
どっちとも「化ける」きっかけにはなりそう。
謎モダは「夢の遊眠社」に似た「言葉遊びを全身でやる」タイプ、
それを西鉄ホールで演るにはかなりフィジカルが足りない。
非売れは「集中のレベル」を今までは20分しか保てないところを
30分、欲をいえば40分見手を「集中」させるレベルの上げ方。
この課題をクリアできたら何とかなる。
さて、今わかった演目は
口開けの「指輪ホテル」
チャレンジ枠の「謎モダ」と「非売れ」
コンペ枠の「爆走蝸牛」
特枠で「ハイバイ」というところ。
口開け除いて、今シーズンはガッツリ「演劇」系を揃えたな。