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蹴球放浪記

緩まない、緩ませない。
横着しない、横着を許さない。
慌てない、「だ」を込める。

天才に捧ぐオマージュ。

2007-09-03 21:46:16 | 舞台のこと

彼女が少しづつ元気を取り戻している。
すごく安心した。

 

というわけで、先週の水曜見て、ほったらかしてた「集団あしゃしゃ」の
「ミロとビーナス」の演目について書いてみようか。

 

清岡卓行、という天才がいる。
その才能は文章の世界よりも、プロ野球の世界で発揮されたようなもの。
「お金を稼ぐ仕事」でセリーグの中の人をしていた彼は現代に続く
「リーグ進行」の仕組みを考え、これが長い間続いていた。
その事実が正直、すごいのですよ。

 

その天才が書いた小説を下敷きにしている、というのは
主人公とキーになる登場人物に作者の名前を分けて与えてることからも明白。
ストーリーラインも「なんか、とっつきにくいけどいろいろな苦しみがよく見える」
という感じで、脚本書いた人の才能、すごいなと感じた。
いや、舞台が終わって「清岡卓行の仕事読みたいな」と感じさせてくれたのだから。
しかし、全体の見せ方がまだしんどいな、と。
「ここでコメディ強めにするか、普通」というところが多いものだから
「本当に言いたいこと」がうまく伝わっていない。
もう少しいろいろな意味で「整理」ができれば。


置いてけぼりなのかな、自分。

2007-08-26 23:21:16 | 舞台のこと

ちょっと疲弊気味。

 

仕事を調整してやり終えて、プール行こうかと思ったけど、久留米で温泉。
・・・彼女、二週連続で金曜土曜大量に酒飲まされて日曜死んでる。
自分はまだ目標が見えてない、というのに心も体も「臨戦態勢」に入ってる。
どんな展開になるかわからないから一度ガスを抜いておかないと。
アルカリのぬるぬるがいい。
熱いのとぬるいのに交互に入ってゆっくりする。

 

ふへぇといい気持ちになってきのうと同じ石橋文化センターへ。
・・・お行儀悪くすると必ず誰か挨拶にくるよなぁ。
  「いつも読んでますよぉ」とか言って。
なんか、まだこっぱずかしいというか、まだ気を抜いてしまう。
修練と鍛錬が足りない、自分。
そうこうしているうちに福岡からわらわらと見手のプロがやってくる。

 

さて今日の演目は「万能グローブガラパゴスダイナモス」の
「モーターサイクル・BGM」を見学。
・・・ちゃんとプロレスしているよ。
みんなバンプがうまい、久留米の各カンパニーはちゃんと見学しただろうか?
あと、川口さんが9月の男だらけのオールスター公演で抱えてるストレスを
ここでぶっ飛ばしたれ、というぶっ飛び具合ながらもコンパクト、という出来。
しかしなぁ、がらぱとか、非売れとか今日明日にも東京のモデル事務所から
引っ張られて数週間後には有名ファッション雑誌のグラビアを飾る
売れっ子になって、テレビの仕事じゃんじゃん、お金もじゃんじゃんという
質の高い子が多いなぁ、何某さんたちと違ってちゃんとした技術あるし。
(こないだの君が代、山田何某より大宰府の神職の人のほうがよかったのに)
で、川口さんとか、田坂さん、光安さんが彼女らにそういうキャラ付けを
するものだから切なくて。(田坂さん、忘れて澄みませんでした)
自分、置いてけぼりになってるなぁ、彼女食べさせていかないとなぁ、
てなことを見た後最近感じる。

 

その後帰りは漂流画報という演劇評の書き手の方と初めてキャッチボール。
自分より先行く人とやり取りできるのは修練と鍛錬の賜物。


少しことばを選ばせて。

2007-08-19 22:46:44 | 舞台のこと

土曜日、病院行って、いろいろ話して、献血行って、ボケーっとして、
コーヒーばかり飲んで、「ハルカナ」みて、うんぜんさんとキャッチボールして、
例のサイトの顔合わせにでて、隅っこで観察するつもりが「親分の席」しかなくて、
なんかへんてこりんな距離の作り方をして、
自らの「異質性」を改めて思い知らされて、
とてつもない嫌悪感で目が覚めて、自転車で博多まで出て、大博多ホールで
ボケーっとして、隣の中華料理屋でチャーハン食べて、こまごまと挨拶して
ぎゃ、の「無題」という演目を見て、おおっとその前にクロサイの川原さんから
福岡のオーセンシャツを着ていたことでいじられて、自転車で博多の森に行って、
川原さん、どこに生息しているのかな、とバックを探すが見つからず、
チャントの紙と9月のダービー@鳥栖の示威的行動の案内を撒きに来た
サポチームの人と始めてキャッチボールして、なんか食って試合を見て、
福岡の「スペシャル・フレーム」炸裂を目の当たりにして、という48時間。

 

先週の「ひのひのふう」について書いたお話が活字になって西鉄ホールの壁に。
正直、びっくりしました。

 

本当は藍色りすとさんの「ハルカナ」についてもちゃんと書かないとまずい。
けれど、この演目で書かれていたことは自分が今まで抱えてた問題を
ちゃんと見てそれに立ち向かって結果「自分に沿った努力」を始める前の
死にたいくらい苦しいお話と重なるところがある、ということ。
・・・まだ自分はそのお話に対して「正直に話す」ところと「誤魔化す」ところ、
そして「本当に隠さなければいけない」ところの峻別ができていない。
こういった状態でお話とリンクさせていろいろ話すと自分の周りを不用意に
傷つけてしまう、それが元でせっかくできた大切な関係を失うのは怖いのです。
「1994年の自分」に戻りたくないのだ。

 

見た感想を書くとこの話にいやでも触れなくちゃいけないことが多すぎて。
そして話せば話すほど、他の人に不愉快な思いをさせてしまう、辛い。


失敗を糧にする、ということ。

2007-08-16 23:35:34 | 舞台のこと

われらが愛媛は日曜日、博多の森での敗北を糧にした。
この事実がうれしいのです。
・・・問題は日曜日勝った福岡、二本目のフレームに自信を持つのはいい。
また相手に合わせる、という悪い癖が出てきている、負けなかったけど。

 

さて、今日はサッカーを横目で見ながら「珍しいキノコ舞踊団」というカンパニーの
「あなたの寝顔をなでてみる」という演目を見学。

 

修練と鍛錬を積み重ねた「たたかう女性」はまぢでかっこいい。
それぞれがそれぞれの「身体言語」を出して、受けて。
「ことば」に「からだ」を乗せ、「からだ」に「ことば」を乗せる。
自分がやらなくちゃいけないアプローチングを「こういうやり方もありだよ」と
軽やかに見せてくれる、さあ、奮起あるのみだ。


のびのび企画、始まる。

2007-08-13 22:23:11 | 舞台のこと

きのうの博多の森、ところどころ荒れてしまったのが正直、辛いのですよ。

 

さて、箱の持ち主が変わると、イメージも変わるものですね。
というのも、西鉄ホールの持ち主は西鉄グループの「福岡スポーツセンター」と
いう興行会社(所謂「呼び屋」)が持っていたのが最近、グループが持ってる
ミニFM会社の持ち物に変更とのこと。(byえりこ通信最新号より)
いままではえりこさんとかが東京や大阪でスカウティングしたものを
「呼ぶ」という形でやってきたものが小さいながらもメディアをつかって
「新しいものを作っていこう」という形も取り入れるようになった。
・・・これがブログ向けのプロモーションというアプローチングとgrow up企画の
種明かし、言葉足りなくてごめんな。
grow upとかいうおっしゃれな言葉はどうも、ということで「のびのび企画」と
自己翻訳しているのですが。

 

一発目はぱずーの「ひのひのふう」だ。
このカンパニーはほのぼのコメディが売り。
おまけに毒とのバランスも絶妙。
さらにいつもやってるぽんプラザより広めの西鉄ホールなものだから、
家一軒うまく持ってきましたぁ、という装置の造り。
話は、妊娠と出産から家族を見てみました、という按配。
・・・うーん、ぎゃおさんって鈴木聡を女性的にした作劇するなぁ。
池やら水物が出てこないだけで、その代わりみんなよく食べる。
でもよぉ、こんな話自分にも近いうちに現実として起こるんだよなぁ、
出産費用とか、養育費用とか必死になって稼がないと。

 

にしても声の使い方がぽんプラザ対応になっていて、
それだったら西鉄ホールのような広い場所では言いたいことが伝わらない。
となると、こないだのまどかぴあでやったおーたさんのアプローチングも
ありだな、広い場所を想定した伝え方のレベルの上げ方としては。
まあ、初めてにしてはそこそこやれたな、これを「四姉妹シリーズ連続公演」を
西鉄ホールで年末打てるところまで辿り着きゃ、この企画も意味があるってものよ。


なんだか、怖い。

2007-07-13 20:57:55 | 舞台のこと

日曜日は北芸リーディング公演選考会。
正直、怖い。
もし、しくじっちゃうとどうなっちゃうのかな?
明日は台風がやってくる。
そのために夜、出歩かなくてすむのかな。
それならそれでいいけれど。

・・・一緒に山を登る、命をつなぐ人がいることは心強い。


今日も何とか、前には進めた。

2007-07-10 23:51:19 | 舞台のこと

まあ、多くは語りません、なんだかんだあっても
「死なない」ための努力だけは続けているし、これからも続いていく。
・・・それでいいじゃん。

今日の見学、演目は「Hole Brothers」というカンパニーの「若者の生態」。
・・・ばらばらな路上の現実を一つ一つ拾い上げて、つむいで織り上げました、
  という出来、言葉一つ一つがものすごく鋭い、触っただけで切り傷が。
これ、どこにでもあるお話だからこそ、福岡以外の都市でもやれるように
言葉を味付けした、と思う、というか標準語じゃないと表現できないところが。

他人を食い物にしている「不誠実で自分の力を使わなくて人生を生きてきた」人ほど
薬物をはじめとした何らかの中毒に冒されている、という皮肉はすごいな。

さて、明日どないしよ。
行けば行ったで修羅場になりそうで怖い。
・・・まだ時間はある。


とにかく、一人でたたかってるわけじゃない、今までと違って。

2007-07-07 01:21:50 | 舞台のこと

・・・まあいろいろ不安になることはあるけれど、
  不安の理由をそれとはなしに感じ取ることができたのは正直大きい。
明日からのトレーニングキャンプ、書類審査でふるい落とされた件だって、
Sさんが彼女の文章の中から「まだまだ、そのトレーニングを受けるには
あなたのスキルが未熟すぎる、あなたはDRINKでまずは自分のアプローチングに
自信じゃなく、確信を持つこと、すべてはそれから」という示唆をいただいた。
9月のリーディング公演、選考会に残れるか、どうかの話ではMさんから
「あなた大概なこというたけど、まだまだやね、『キャリアの棚卸』は
できてるようだけど、それを伝える術がめちゃくちゃだ、
面倒がらず自分の手で書け、あと封筒もA4サイズのやつを使え」という示唆を。
そこさえわかればそこのところに沿ったことをやればいいんだ、感謝。
その人たちに恩返しするために「次の展開」に上手につながないと。

話はさておき、今日も長崎。
今度は舞台見学です。
F's Campanyというカンパニーの「ロン通り十三番地」という演目。
日本中を震撼させた「テロ」のおかげで長崎という街は市長が変わった。
ということはその街にあるすべてのインフラの再確認という作業がある。
その流れで、来ました、新しい市長さんが。
大変失礼なことだけど、じっくりと立ち居振る舞いを観察していた。
・・・すごくシンプルで、人間としての間口が広い、おまけに切れ者。
こんな人には「権力の毒」に侵されてほしくない、と感じた。

「暴力の愚かさ」をここまでうまく表現できたのはすごい。
あと不器用にしか生きられない人の切なさ、苛立ちもうまく表現できてた。
重たいけど。


良かったことと悪かったこと。

2007-06-29 22:17:37 | 舞台のこと

悪かったこと。

来週ある北芸のトレーニングキャンプに篩い落とされた。
「言葉と体の関係について学ぶ」という内容なんだけど、なんか歯がゆい。
福岡舞台計画で自分がトレーニングしていることとおんなじ内容だから
篩い落とされたのか、それとも「好まれざる人間」と判断されたのか、
わからない分余計に歯がゆく、悔しい。
後者なら北芸でやることすべてに自分がアプローチ掛けても駄目ってことやん。
・・・そうなりゃそうで別ルート使ってでもあの人たちに「自分」を認めさせてやらないと。
まあいい、きつい思いして長崎から帰らなくていいとも取れるし。

次は自業自得だけれども、来月の支払いが少々きついな、と。
これも長崎行きをどう調整するか、水曜のわれらが愛媛@鳥栖スタどうするか
を何とかすればいいかなぁと。

そんなもやもやすることがあった反面こんなことがあった。

こういったことを福岡舞台計画の大将にメールで連絡して
「正直怖いけど、彼女の人生背負ったからやらないかん」と話したら
一言、ファイト、だって。
正直、長くものを言われるよりうれしかった。
これよりもうれしかったのは定期便が何とか繋がったこと。
・・・寝坊した、とか単純な理由だったけど、いろいろ心配なのですよ。
  恋愛って、いつ何時でも気は抜けないものだなぁ。
だからこそキャッチボールを途切れさせちゃ、いけないのですよ。

「キャリアの作り方」の打ち合わせにしたって、
今日自分から次の日程について電話掛けようか、と思ってたら
先方さんから電話が来ていい形でできた。

自分がこれから取り組まなくてはいけないことがうまく流れればよし。


自分にも、人生がある。

2007-06-25 21:29:16 | 舞台のこと

・・・といったって、みんないろいろ遣り繰りしているんだよな。

さて、熊本まで「戯曲講読」のトレーニングに行って来ました。
・・・うん、2月の「ラバーゾール」のとき、前座でここのショーケース公演を
  聞いてきちんとできてるなぁ、と思いながら去年、北九州でやってきたことを
  忘れてやいないか、参加したほうが、といいながら延ばし延ばしに。

さて、軽くストレッチしてまずは「ロミオとジュリエット」の
決闘部分を抜き出したところを読む。
・・・うあ、歌舞伎の要素がうまく入っているなぁ。
  しかし、久しぶりに「読む」行為をするから声が滑ってしまう。
  うまく「いかれた感情」が聞き手に入ってこない。

それからそれぞれの課題を読んでみる。

・・・読めば読むほど去年北九州でやったことを全身が覚えている。
  きちんと相手の言葉を受けて、受けて、受けて。
  細かいところを話し合って調整して、何とかできた。

当分、ここにお邪魔して修練と鍛錬を積んで、なんとかできたら。
自分のアプローチングの手法を共有化できる言葉にする、という課題も
見つかったわけだし。

それからなんとなしに待って、流れで解散して、藤崎宮の温泉で
一休みして、ご飯食べて、福岡に帰る。

それにしても、気持ちが繋がっているのか、いないのかわからない。
・・・あの子と、何とか自分が我慢できたら。