『歩く練習?走る練習!?』
最近、昔以上に説教じみた言葉を
かけるようになった。
歳のせいなのだろうか?
当教室の教材は「そろばんドリル」を使用している。
これは、指導漏れがない、使い易い教材だ。
どのような教材でも同じだが、子どもの取り組み方によって
進度に差が現れる。
寡黙にどんどん進んでいく生徒も
ドリルに集中できない生徒も
いずれ、ドリルは最終ページを迎える。
そこから先にドリルの成果が現れてくる。
よそ見、おしゃべりなどで注意を受ける生徒に
「今の姿は、少し未来の結果です!」
と、よく説教する。
案の定、ドリル終了後、3枚、4枚とリハーサルプリントを
消化しても合格点に到達しない。
私は、再び
「ドリルで歩く練習をしていても、走る練習をしても
いつかはドリルは終わります。
リハーサルプリントですぐに合格点をとる人は
ドリルで走る練習をしていた人です!
歩いていた人は、リハーサルプリントから
やっと走る練習を始めることになるので、何枚も計測しなければ
ならないのです。」
子どもは先生の説教など聞きたくはない。
良く承知している。
「後悔先に立たず」
これも、そろばんトレーニング中に学ぶ
「子どもの底力育成トレーニング」の一つなのかもしれない。
もちろん周りは意味がわかりませんでした。
私はこちらで予習してあったので、「関西の方ではそういうらしいよ」と話しました。