そろばん 「シナプス先生」のそろばんブログ

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指導法について(2)

2012年01月20日 10時15分59秒 | 教室

基礎教材をご覧いただいたと思いますが

教材(1)は、指の使い方のトレーニングです。

出題される問題は実に簡単な問題ですので、学習者は筆算で簡単に答えを出すことができます。

最初に「必ずそろばんで計算する」ことを堅く約束をしますが

なかなか約束を守れない児童もいます。

特に、すでに基礎計算が完成されている児童は、そろばんで計算するより

頭の中で答えを出す方が簡単なため、間違った問題などは、そろばんを使わいケースが多発します。

指導者は、このあたりに細心の注意をはらいますが、なかなかゼロにはなりません。

教材(2)は10の繰り上がりの問題です。

教材(3)は10からの繰り下がりの問題です。

このあたりは比較的壁にぶつかる児童は少ないのですが

教材(4)からは5への繰り上がり、5からの繰り下がりに入ります。

この辺りが基礎教材最初の壁になります。

1から4の加減は10への補数を求めていたのにたいして

5への補数を考えなくてはなりません。

例えば2の補数が8なのか?3なのかが判らなくなるのです。

ここで、頭が大混乱を起こしてしまいます。

保護者のかたにお願いです。

先にももうしあげましたように

お子様が、わからないと言ったとき、ご家庭での指導は絶対に避けてください。

この部分は、何度も反復するうちに、頭の中に正しいネットワークが出来上がります。

ただし、ご家庭で指導された場合、教室と家庭という二つの指導が混在し

ますます、抜け出すのが困難になってしまいます。

また、そろばんでは判らないけど、頭のなかでは答えを導き出すことができる児童は

筆算での計算に迷い込んでしまいます。

これは、指導者にわからないように計算するため、なかなか発見できません。

それらが発見できるのは自力で計算するのが困難になる

教材(5)の後半あたりになります。

発見次第、みとり算チェックポイントのプリント教材に戻ります。

病院の「集中治療室」のような「集中指導プリント」で矯正を行います。

 

 

 

 

 

 

 


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