先日、年少児をお持ちのお母様が教室を訪問されました。
すでに2組の見学の方がおられて十分お話しすることができなかったのですが。
このブログをご覧になっておられると思いますので、このページを通じて
そろばんデビューの適齢期をお話しさせていただきます。
今から20年ほど前のそろばんデビュー学年は1年生から2年生が主流でした。
たまに幼稚園年長児の入学をお受けしていましたが
条件がありました。
(1)数字が読めて、書けること。
(2)教えてもらったあと、自分の席で課題を消化できること。
(1)が可能でも、(2)が難しい年長児もいました。
ただ、これは1年生、2年生にも通じることです。
年長児から低学年にかけてこのような条件をつけるのは
児童の能力が劣っているのではなく、学習域まで育っていない場合があるからです。
年少、年中児に、じっと机で課題を消化しなさいということは非常に難しいことで
飽きてきたこども達は、なかなかそろばんに集中できなくなります。
結果、お預かりしている時間内での進度が極端に遅くなってしまいます。
わが子が、そろばん学習を開始できるか否かの目安は
お勉強プリントを一人で机で消化できるかで判断してください。
すぐに飽きてしまう場合は、まだ適齢期ではないと判断してください。
早くスタートしたから、早く進級するわけではありませんので
そのあたりの見極めが大切です。