ひらけいメモBlog@goo

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エアーナビAVIC-T10 vs EN-4500 (7)

2008-06-26 12:03:41 | GPS


 エアーナビ AVIC-T10 の購入レビューの7回目だ。まとめたレビューとしては最終回の予定で、後は細々としたことを書いたり、通信サービスが始まったらそれについて書くつもりだ。
 最後は、ワンセグなどについて、また通信が必要な機能についても書いておきたい。
 そして最後なので、購入理由について記載する。


 まずワンセグについて。

 そもそもワンセグは携帯電話のような小型液晶の端末で見ることを想定されているもので、解像度が粗い仕様だ。最近のケータイでも WVGA の解像度を持つものがあるが、ケータイは画面が小さいため何とか見られるレベルにある。しかし 5.8 インチ WVGA の AVIC-T10 でワンセグを見るのはちょっと苦しい。少し離れて見るくらいでないと解像度の低さが気になってしまうだろう。

 画質については、そもそも解像度に厳しいものがあるので、何かを書けるレベルには無い。これはもちろん AVIC-T10 が悪いのではなく、ワンセグそのものの仕様だ。
 ただ、ちょっと気になるのは、ワンセグを見ていると映像の動きに引っかかりを感じることがある点だ。これは液晶サイズが大きいからそう感じるだけでワンセグの仕様のためなのか、そうでなく処理が間に合っていないのかは、今のところ不明だ。EN-4500 ではそういう間隔を受けたことはないのだが・・・

 アンテナの受信感度については、AVIC-T10 と EN-4500 を比較すると、EN-4500 の方が上だと感じた。室内で比較したところ、AVIC-T10 では受信できないチャンネルが EN-4500 で受信できるということを何度か体感した。

 ちょっと使いづらいのは字幕の表示機能だ。ワンセグでは字幕が出るので何となく使ってしまう。AVIC-T10 では、画面の一部分の明度を四角形に落としてそこに文字を表示させる手法となっている。
 この暗い四角形、放送が字幕有りでも無しでも表示されている。なので、字幕が無いような放送では字幕機能をオフにしないと、気になってしまう。まぁ細かい話ではあるが。


 ワンセグ以外の機能としては、オーディオプレイヤーとピクチャービューアーが挙げられる。
 オーディオプレイヤー側は、WMA, MP3, AA3 に対応(ただし DRM非対応)している。
 ピクチャービューアー側は、JPEG, BMP に対応している。
 これらデータは外部 SD カードに格納し、AVIC-T10 に挿入して読み込ませる。SDHC に対応しており、4GB のものが読み込めることを確認済だ。


 次に、通信が無いと使えない機能について羅列する。

 ナビポータル(PCとエアーナビでの位置共有、周辺おすすめ情報など)
 渋滞情報考慮ルート検索と渋滞情報などの表示
 駐車場満空情報
 マップクリップ(現在地のQRコードを生成する機能。ケータイで読み込ませケータイからナビポータルで地図を確認することができる) < 今はグレーアウトされていて使えないの。なぜかは分からないが通信が必要?
 ガソリンスタンド価格の検索
 天気予報情報の取得
 遠隔地ロック

 こう見てみると、実際使いそうなのは渋滞情報、PCとの情報連携、ガソリンスタンド価格検索だろうか。


 最後に、エアーナビ AVIC-T10 を購入した理由について記載したい。

 それは、とにかく通信機能に尽きる。BZN-100やBZN-200が発表された頃のエントリに「ポータブルカーナビにはさらに、通信機能の追加を望みたい。通信で検索のための情報や最新地図情報を更新できるようになれば、さらに使い勝手は増すだろう。付近のVICS渋滞情報や例えば駐車場の空き状況も便利だろう。加えて旬の情報を配信、などできればおもしろい」と書いたことがあった。
 日本での迷WANの発売から2年経ち、ついにこの通信機能の搭載された PND が発売される。期待せずにはいられなかった。
 さらにスペック上からは、加速度センサーやジャイロセンサーを搭載。さらにはオプションで車速センサーも使用可能と、自律航法の仕組みが充実している。NV-U1 発売以降、UV-U2 以外になかなかこれに追随する動きがなかっただけに、この AVIC-T10 の自律航法の採用は待ちに待ったものがあった。
 という2つの理由で、予約してまでの購入に至った訳だ。
 もちろん、一流メーカーパイオニアが後発で出すのだからミニゴリラ並のナビを期待していて、電源投入後に地図スクロールがあまりにも遅いことで一気に落胆はしてしまうことはあった。それでも、期待を寄せる通信サービスはまだ始まっていない。サービス開始が遅れたことにはまた落胆させられたが、それでも使ってみるまでは楽しみに待ちたいものだ。
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GPS内蔵ミニノートPC登場

2008-06-26 02:25:37 | GPS


工人舎、Atom/GPS搭載の7型液晶ミニPC (PC Watch)
工人舎、コンセプトは「小さなPC」--8万9800円~、GPS搭載、A5サイズ以下のミニPC (CNET)
8万9800円のAtom搭載ミニノート――工人舎「SC3KP06A」 (ITmedia)

 工人舎は6月24日、ミニノートPCの新機種SCシリーズ「SC3KP06GA」「SC3WP06GA」を発表した。
 Atom Z520、最大1GBメモリ、60GB HDD、1,024×600の7インチ液晶、有線LAN、無線LAN、Bluetooth などを備える。820g。
 特徴的なのは GPS を内蔵することだ。GPSベンダーは不明。


 GPSだけあってもアプリが無いと何もできない。その点はぬかりなく、「GrandMap PC Navi for KOHJINSHA」というカーナビアプリを搭載する。このアプリについては、GraandMapのページをご参照いただきたい。GrandMap PC Naviのページもある。(住所検索が1300万件というのが問題点だろうか)

 WILLCOM D4 向けの NAVITIMEと比べてどちらが高性能なのか、気になるところだ。
 それにしても、気になる PC だ。
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エアーナビ AVIC-T10 紹介記事紹介

2008-06-26 00:59:01 | GPS


 有名サイトの「ポータブルカーナビのススメ」で、AVIC-T10のレビュー記事が掲載された。
 事前に記事の一部を先行掲載した blog を見るととにかく厳しい批判をする内容になるのかと思ったがそれは最終ページくらい。さすがに全体的になめていて参考になる。
 所々に出てくる指摘も納得できるものだ。ただ、個人的にはワンセグ受信感度はそれほどよくないと思うのだが?

 最終ページには、通信サービスについて批判的な記事が出ている。わたしは PND の通信サービスに期待をする者として、月額1029円は払うつもりだ。というより、極端な話になってしまうが、エアーナビは確かにコストパフォーマンスは良いのだが、通信が不要であれば他に選択肢はいくらでもある。

 ただ、確かに記事にある通りで、テレマティクスには期待しているが、じゃあ何ができるの? と言われると有用なのはオンデマンドVICSにスマートループくらいしか思いつかない。何かできそうなのだけど・・・といったところで思考が止まってしまう。
 リアルタイム性があり、どこでも同じように使える通信サービスが何に使えるのか。考えてみたいものだ。
 サーバ上のデータも用いてハイブリッドで検査するとか、Web 的な画面を利用し、上位ナビと同等の検索UI(ネットワーク経由なので遅いだろうが)を提供するとか、それくらいしか今のところは思いつかない。
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