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迷歩録 俎上の魚

2018-09-27 14:00:26 | 日記
  雨の朝  そよ風冷た  笠之原  長月草の  蕾膨らむ

                             ひのひら  ろくべえ



     朝から雨であった天気も、雨がやみ曇りの天気となった。このまま晴れずに、次に控えしは

    台風である。台風24号は日曜日には最接近との予報である。毎年のことながら、その度に恐怖を

    感じる。雨が川が流れるような道路となり、風は雨戸が壊れるほどの強さで吹き荒れる。台風は

    自然現象であるが故に、避けようがない、ひたすら通り過ぎるのを待つだけである。

     日米の貿易交渉はそうは行かない、強者の論理を押し付けられ、「俎上の魚」状態となってし

    まう。その犠牲になるのが、工業関係ではなく、農業関係である。日本の首脳の頭の中には、農

    業に対する偏見があるのではないのかというぐらい、農業問題を譲歩して、工業問題を擁護する

    傾向にないだろうか、その結果が自給率低下へと繋がっていないだろうか。

     米は、いつも強者の論理で、「俎上の魚」をお目論み、意のままに日本を操っているのではな

    いだろうか。

     「俎上の魚」とは、相手の思うままになってる運命の例え(広辞苑)まな板の上の鯉という諺

    もある。つまり主体性の無さを言い表しているのではないだろうか。相撲界の貴乃花の行動のよ

    うな、権力ある者に真正面から抵抗する、あるいは物申すという傾向は、年々薄らいでいるので

    はないだろうか。その象徴が、訪米してる日本の首相の行動ではないだろうか。

     日本という誇りをもって行動する、つまり「俎上の魚」にならない行動が、国民に支持される

    一番の近道でもあるように思う。

     援助の場でも、仕事に誇りを持ち、クライアントのために毅然と権力持つ者と戦う、あるいは

    物申すものは、クライアントの心にとどくケアができるのではないだろうか。近年そのような援

    助者が少なったと聞く、誰もが事なかれ主義が、隠蔽体質をつくり日本相撲協会のような排除主

    義になってしまうのではないだろうか。平成が終わろうとしている時に、新しいものではなく、

    逆戻りするような考え方では、発展はコンピューターだけで、人間は退化の方向を向いているの

    かもしれない。知識を有効に活用して、平和を目指したいものである。