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迷歩録 過剰

2018-09-11 12:42:30 | 日記
  夕暮れに  虫の宴や  月見かな  長月の月  朧雲の中

                               ひのひら  ろくべえ




      過ぎたるは猶及ばざるが如し、という諺がある。何事も度を過ぎたことは少し足りないという事と

     同じこと、物事は中庸が大事だという教え、例えに薬も過ぎれば毒になるというのがある。今話題の

     スポーツ界の指導者の人達に解ってほしい。暴力が暴力的指導が適正な指導なのか、「過剰」的指導なの

     か、そのことがとても大切ではないだろうか。

      先日全米オープンテニスで優勝した大阪選手は、暴力コーチの指導を受けて強くなったのであろう

     か?よく考えた指導を行わなければ、選手の心には暴力的指導というものだけがインプットされ、大

     人になるとそのことだけがアウトプットされ、表面化する。その時あの暴力を受けたことで自分は成

     長で来たのだという。美化意識の中で、勘違いを起こし暴力というものを正当化する。その正当化さ

     れたものが、次の世代へ連鎖していく。暴力の連鎖という問題である。

      暴力を正当化美化した時、その行動は正当化されてしまう。指導という名の下の暴力、平和という

     名の下の戦争暴力、何が正しいのであろうか。

      指導も平和も度を過ぎれば、「過剰」になれば、その言葉を飛び越して行動を起こしてしまう危険

     があるということではないだろうか。

      「過剰」というキーワード、何事も大切なのかもしれない。援助という行為も度を過ぎて「過剰」と

     成れば、クライアントに苦痛を与えてしまうことにもなりかねない。

      「過過剰」というキーワードを大切に、行動をとりたいものである。