貧々自適

仕事のかたわらデジカメを構えたり
季節のうつろいや人の優しさに触れ感激する
そんな貧乏オヤジのつれづれ帳です

震災関連17

2012-03-10 03:14:25 | 東日本大震災
日付が変わったので、明日は震災からちょうど一年。
その間の「復興」にはほど遠い現実が、この数日様々報道されています。
震災から一年ということで、いくつか。

・NHKスペシャル『3.11 あの日から一年
木曜日に毎週録画予約している「ブラタモリ」が休みでコレが放映、
録画されていたので視てみたら「ウ~ン…」。

原発立地自治体に渡された「原発マネー※」は、のべ3兆円以上とか。
 ※電源三法交付金・寄付金・核燃料税など
他にも固定資産税など、過疎化・歳入減にあえぐ自治体にとって、
いわば「打ち出の小槌」だったという側面があったようです。
皮肉を込めて言えば、札束でほっぺたを叩いて原発を推進した、とも。

あぶく銭(歳入の35%とか)が身に付くはずもなく、電源三法交付金の使途が、
当初は地域振興、それも「公共施設の整備」に限定されていたこともあってか、
「ハコモノ」建設に費やされ、今となってはその維持・管理費が財政を圧迫。
結果的に地域振興どころか、地方財政崩壊に拍車をかけてしまいました。

今まで他のことでも触れましたが、「地方振興」という名目でばらまかれたカネが、
決してその通りの結果に結びつかないのは、当地の「瀬戸大橋」でも明らか。
「地域振興プロジェクト」のカネは、結果的に東京に本社のある大企業に還流するしくみ。
本来の目的「地方に人を定住させ、新しい産業の創生」には結びつかない、ということでしょう。

もう一つ、ゆうべ放映された「自衛隊だけが撮った0311」、まだ視ていないので次回に。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (もも)
2012-03-11 01:24:40
私は両方見ました。
考えるというより現実を目にすると何とも言えません。
色々な形で日本中が寄付した募金。
もうすべて使われたのでしょうか。
いまだに生活に困っている方がたくさんいます。
どうにかならないのでしょうか。
疑問がいっぱいです。
返信する
寄付元年とか (讃岐の団塊オヤジ)
2012-03-12 01:00:47
先日、母の病院へ行く途中、車のラジオで聴きましたが、去年の震災に対して
内外から集まったの寄付の総額は「6,000億円!」になるそうです。
阪神・淡路大震災が『ボランティア元年』と後に語られるようになったのと対比、
『寄付元年』とも言える、とのことでした。
日本国民のおよそ4分の3が何らかの寄付をしたそうです。

その寄付の配分がどうなったのか、あまり報道されてないような気がしますが、
せっかくの「善意」が宙に浮いたままではないのか?、という疑問が残ります。
二つの巨大な災害(津波と原発)を前にして、どう分けりゃいいのか…、と。
今回のことを教訓にして、速やかに、適切に配分するしくみを、と切望します。

家族を失い、生き残った自分を責める方がたくさんおられました。
なぐさめる言葉が見当たらず、くちびるを噛みしめるしかありません。
返信する

コメントを投稿